ガレージで洗車をしていたら、タヌキが、普通に歩いて、車の脇を通りすぎていった。
一週間前、冬眠させようと外に出したクワガタを喰い散らかしたのは、こいつかもしれない。
否、この辺りにしばしば現れるハクビシンってこともあるだろう。
怪しい。
いずれにせよ、野生動物は、寄生虫とか変な菌をもっていそうで嫌だ。
ハクビシンといえばデスロール。
ハクビシンを見つける→かわいいな→近寄る→手をのばす→咬みつかれる
からの…
ローリング。
指の肉が削げる。
重篤な感染症→死
いやいやいやいや、、
めちゃくちゃ怖い。
これが今回のルアーの話につながる。
イマカツ『UMA デスロール』
※実釣場面でこのようにくねることはなく、ロッドアクションを加えると、もっとぐしゃっとなる。
「UMA」と表現しているが、それが何ものでもないこと、何ものにも寄せていないこと、、言わばルアーの本質ではなかろうか。
(まぁ、その特性上、“何ものにも寄せられなかった”クサイが)
2023年9月発売。
※カラーは基本ベイトに寄せている。
それほど人気はない。
開発背景からスペック、アクションまで、公式、非公式を問わず、方方で述べられているので、ここでは割愛する。
悪しからず。
驚くべきことにこの『UMA デスロール』、すでにぼくの周りでも、複数人が際立った釣果を上げているのだ。
斯くいうぼくも、
でかいのが追ってきた
という成果を上げている。
追ってきただけ
だけど…
普段はルアーに見向きもしないような魚だったから、正直驚いた。
しかし、こういった“回転系の動き”というものは、動物にとって、本能的に、極めて自然なのかもしれない。
身近に在って、
時に、致命的なダメージを与える凶器にもなり、
時に、幸せな感情をもたらす癒しにもなる。
ややもすれば、回転系の動きに動物は魅了される。
例えば、スポーツ全般がそうであろう。
※ある一定レベル以上のルアーで釣果を比較した場合、シルエットの細さはアクションに優先する(と、本気で思っている)。
また、幼い頃、回転ドアを見つけると、吸い寄せられるように入っていた人も多いのではなかろうか。
6〜7年前に流行ったハンドスピナーなんていい例だし、
風車(かざぐるま)は古代から精神世界の象徴である。
自己の精神を、そして他者の精神をも満たす。
※今このフォントをもってくるあたり、期待を裏切らない、というか…さすが釣具メーカーである。やるなら三年前だろう。恥ずかしい。
そうであるからこそ、
魚が釣れる釣れないを超越して、
こういった意匠—回転系ルアー—が昔から存在しているのだ。
※泣く子も黙る一流ブランド—イマカツ社製品でありながら、その複雑怪奇な造形で、強烈なB級感を醸す。
ゆえに、回転系ルアーに抵抗感をもつ必要など全くない。
(『UMA デスロール』は、確かに長いけれど、シルエットとしては弱い。イージーに釣れるルアーの条件を備えている)
本ブログで紹介したところだと、ガウディの『オリジナル』や『オータマチック』、『X-ベイト』、『ミスターマウス』、などが回転系だ。
(『デボン』や『スプラッター』という、どうしようもないやつもいたな…)
これらに共通するのは、
まず、
熱狂的な支持者がいること。
そして、
あまり釣れない バスにとって「無」である
ということ。
自然すぎるのか、
意識の外にあるのか、
なぜか見切られにくく、ごく稀に“釣れ続ける”という不思議な現象を引き起こす。
ワイヤーベイトのブレードやスイッシャー(プロップベイト)のペラだって回転するし…
これらも大別すれば回転系ルアーだ。
あっ、こっちは、疑いなく、いつでもどこでもよく釣れるな…笑
ウエイト/33g
ボディ長/150mm
価格/6,930円
以上、カタログ値。
ということで、
『UMA デスロール』の可能性を感じざるを得ない
という話。
釣れ釣れ度—(今後に期待)
ロスト度■■□□□
レア度■■■□□
「ないないないない」度■□□□□