本当にいいものを上げたい週の半ば。
「四天王」がいるということは、当然、その上もいるわけで。。
ポッパー界の帝釈天、
タイニートップファクトリー『チョッパー』。
上州屋ブランドだとか、ズイールのパクリなどと、侮るなかれ。
この『チョッパー』…
神。
ウエイト/5.5g
ボディ長/52mm(金属パーツを除く)
発売年/1995年
価格/1,250円
現在の相場/200円〜
基本的なアクションは、首振り。
“チョップ”よろしく水面を細かく切り刻みながら、
くるくると180°ターンを披露する。
※最近は全然見かけない。脆すぎて(後述)、現存数が意外と少ないのかも。
これだけでも、まぁ、秀作なのだが、
傑出しているのがスプラッシュ。
ウッド(カツラ材)製でありながら、耐久性と引き換えに、カップのエッジを極限まで薄く削っている。
ゆえに、カップは深くもなるのだが、
※向かって左側のエッジなんて、ブランクじゃなくて、ほぼ塗膜で形成されている。
そこから生み出されるのは、
「バスに追われて飛び跳ねてるぜ。オン・ザ・水面」
状態。
小さな水塊を、数十センチ前方に、「ぴゅっ」と飛ばす。
※カップは、深く、縁(エッジ)が鋭く立ち上がっている。綺麗なお椀型である。
これを連続させると、
「ぴんっ!ぴんっ!ぴんっ!」
となるわけだ。
完全に、逃げ惑う稚魚またはエビ。
そんなだから、
使い手は、
水面下にも数百のベイトの群れの幻影を見る。
…あと、けっこう大事なのが、
スプラッシュが出るようアクションさせたとき、
TDポッパーのようにルアー自体が「ずいずいっ」とこっちに来ちゃうことがない。
総合的にみて、道具として余裕でダ◯ワやズ◯ールを超えていた。
(個人の感想です)
ちなみにタックルは、ルアーを飛ばすことさえできれば、あとは使い手の腕でどうにでもなる感じなんだけど、
個人的にラインだけはPE直結(スナップあり)にしている。
ただし、この極薄エッジ、
魚を掛けたらまず欠ける
と思ったほうがいい。
これを書いていて気づいたんだけど、、笑
ファイト中、スナップがエッジに当たっているのかもしれないなぁ。
なにしろ、スナップの着脱時にも割りがちですから。
ターンオーバーしてるときの泡のほうが強そう。。
でもね、それを補って余りある神々しさなのである。
釣れ釣れ度■■■■□
ロスト度■□□□□
レア度■■■■□
「非常に繊細にできておりますので、カップエッジに触れる行為は絶対におやめください」度■■■■■