Wanderer/Revert

昨年の暮れに「たい焼きがどうの…」とちょろっと書いたところ、

 

「本当にたい焼きを模したルアーがある」

 

との情報をいただいた。

 

 

早速ネットで調べてみると、それは、すぐに見つかった。

 

 

『およぐ!たいやきくん』という名の

 

(なんて安直な!)

 

まんまたい焼き型ルアーが。

 

 

いや、

 

これは…

 

イタいというかなんというか…

 

そういうことじゃないのだ。

 

 

(個人の感想です)

 

 

まぁ、

 

好きな人もいるだろうから、

 

よい。

 

 

 

そういえば…

 

 

学生の頃、ぼくはノートパソコンに「風来堂」のステッカーを貼っていた。

 

 

そのため、ステッカーを見た人からは、しばしば、

 

「ラーメン屋?」

 

と訊かれた。

 

 

とにかく、み〜んな、風来堂のことをラーメン屋さんだと思うらしい。

 

 

そんな中、一人だけ、

 

「あっ!たい焼き屋でしょ!?」

 

と言ってきたのがいたなぁ。

 

 

似たような店名のたい焼き屋さんを知っていたのかな?

 

 

実際、和菓子屋さんには「◯◯堂」ってのが多そうだ。

 

 

「凮月堂」とか

 

「文明堂」とか

 

「香雲堂」とか…

 

 

「亀屋万年堂」

 

—ナボナはお菓子のホームラン王です—

 

とか。

 

 

 

さてさて、

 

風来堂がなくなってからも、いくつか、ワンダラー(←風来堂のプライベートブランド)がぼくの手もとにやって来た。

 

 

直近だと、

 

Gym Donaly「Jersey Wow」のオマージュであろう『リバート』なのだが、、

 

実はこれ、無知なために、いわゆる“風来堂のワンダラー”なのかどうか…

 

不明。

 

ウエイト/21.0g

ボディ長/67.5mm(金属パーツを除く)

定価/不明(多分、3,000〜4,000円だったんじゃないかなぁ)

 

 

 

でも、ガワとかパーツ(羽はクワイエットファンクのものなのね)とか、パーツの付け方とか、は極めてワンダラー(風来堂)っぽい。

 

 

アクションの微妙な感じもまた、まさしくワンダラー。笑

 

 

 

まっ、もしワンダラーじゃなかったとしても、格好いいからいいんです!

 

 

 

なにより、この『リバート』を手もとに置いておくことには、自分なりにすご〜く意味があって…

 

 

それは、

 

〈ドナリークリップの教科書〉

 

にしているから。

 

 

初老以上のバス釣り愛好家の方々にとっては、

 

「何こいつ当たり前のこと言ってんの」

 

でしょうけど、、

 

 

ぼくら世代から下は、ドナリークリップのセッティングなんて、見たことも聞いたこともなかった。

 

 

(当時は情報も乏しかったしね)

 

 

 

羽とボディとを連結するための金具には、当然、いくつかのタイプ、意匠、が存在していて、

 

そのうち、本個体に使われているようなV?U?字型のものを通称「ドナリークリップ」と呼ぶ。

 

 

で、このドナリークリップは、

 

ボディにしっかりと固定することができない…否、しっかりと固定してはいけない

 

という、ちょっと厄介なシロモノなのである。

 

 

ヒートンの締め具合で、

 

クリップの両端がボディに触れるか触れないか—

 

クリップが“ぎり”カタつく—

 

そんな状態に調整するのが正解。

 

 

昔はそんなこと知らなかったから、

 

塗装面どころかブランクが凹むまで(貴重なルアーの!)、

 

がっつりヒートンを締め込んじゃってたの…とほほ

 

まだバイク屋の横とかにあった頃のスーパーブッシュで教えてもらったんだよな。

 

 

 

で、本個体『リバート』は、

 

そのあたりが絶妙にキマってるから、

 

〈ドナリークリップの教科書〉。

 

 

他人にも説明しやすいでしょ。

 

 

 

釣れ釣れ度■■□□□

ロスト度■□□□□

レア度■■■■■

「ナバホは印旛新川のホームラン王です」度■■■■■

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