女の子を連れて行くことができた唯一の釣具店…そう、SUPERBUSH。
カウンターに鎮座していたのは、
人並み外れたいやらしさを容易に想像することができる、
フェロモン全開の、
“色男”だった。
女の子を連れて行った日には、普段にも増して、エロい視線をこちらに投げかけてくる。
それでいて、野卑な雰囲気がないのだからたまったもんじゃない。
釣り雑誌やメディアで汚ったないおじさんばかり目にしている客は、たちまち、この男の術中にハマってしまうのである。
そして、どこか幼さを感じるほど、真っ直ぐというか正直。
商売っ気がないんじゃないの?
と思うことも少なくなかった。
その男の名は、高橋コウキ。
(最近はチョコボールみたいだけど、以前はシュッとしてスマートだった。)
思春期からSUPERBUSHに通っていたぼくは、必然的に、ぼくよりずっと年上の彼の影響を少なからず受けてきた。
そんな“人たらし”が、SUPERBUSHを離れ、立ち上げたブランドが「レス イズ モア」である。
ウッドプラグは、どれも、大人っぽい。
年を経るごとに、さらに、格好いいものをリリースしてくる。
一方、プラは、その特性を活かし、少し派手な装いだ。
レスイズモア『リムズ レジーナ・アゴラ』
(3,000円)
プロップとブレードの2仕様がある。
本人曰く「この↑カラー(タイプ)が圧倒的に釣れている」らしい。
ライブリーとして実に多彩なルアーではあるが、簡単すぎるようなことはなく、それなりの手応えもある。
個人的には、
“フラフラ+(弱い)うねり”が最も効果的だと考えている。
ただ巻きじゃなくて、意図的に竿をぐっと煽るといい。
できる限りラトルを響かせないイメージで。
“トルク”はそれほどでもないかな。
今、最も釣果を期待しているルアーのひとつである。
釣れ釣れ度■■■□□
ロスト度■■□□□
レア度■■□□□
「エロス イズ モア」度■■■■□