なんとも安直なネームが、
逆に通好みで、格好いい。
ポッパーという稀有な釣力をもったルアー群にありながら、『レッドアイポップ』が“そこまでじゃない”のは、
質量が大きい、というか、
密度が濃いからなのだと思う。
そこに在る感が強すぎるのだ。
開発過程において、
バランスとかカップの形状を突き詰めるのは当然なんだけど…
チャガーとして「とっぷん、とっぷん」水面を持ち上げなきゃならないから、
まずはそれなりの大きさの質量が必要だろう…
と、多分、そんなとこなんじゃないかな。
(もともとはアメリカのローカルベイトらしい)
でも、ルアーって、いろいろとぼんやりしているほうが、ほとんどの場合釣れやすい。
まっ、重い分、意図したとおりに、極めてイージーにアクションさせることができるし、
何にも増して、遠投できることは正義なのだ。
いるじゃないですか…
運動能力のやたら高い、ぎゅっとつまったタイプのデブ。
ということで、
大雑把に「ぶわぁ〜ん」と遠投して、
大雑把に「トップン、トップン」やって釣る“パワー系”ルアー。
(以上、効果には個人差があります)
ここ数年内に販売された本ロットでは、素材ではなくフィニッシュでボーンを主張している。
ジムの自負と頑なさを感じる、いい選択だ。
ウエイト/8.5g
ボディ長/65mm
価格/1,650円
欲を言えば、チャートにもバイトマークは欲しい。
釣れ釣れ度■■□□□
ロスト度■□□□□
レア度■■□□□
「筋肉+脂肪の鎧」度■■□□□