JWA(Johnson Worldwide Associates)/MILLER ULTRA-LITE REEL

本当にいいものを上げたい週の半ば。

 

 

20年程前、新品と中古品の両方を扱っていた南関東某所の釣具屋が「クローズする」という情報が入ってきた。

 

 

在庫を整理している最中だという。

 

 

足繁く通っていた店であり、挨拶がてら—何か掘り出し物があるのではないかと期待しつつ—後輩と二人訪れた。

 

 

(『ハソクル』を購入した店でもある)

 

 

残念ながら、出遅れてしまったようで、めぼしいものは何も残っていなかったのだが…

 

非売品または店の飾りのような扱いであったこれ(↓)を

 

“ほぼ譲り受ける形で”購入することとなった。

 

 

ジョンソン『ミラー ウルトラライト リール』

 

 

 

’90年代の中頃に企画、販売、されたもののようである。

 

年代のわりに、当時から、パッケージは血尿のごとく黄ばんでいた。

 

 

ジョンソンといえば、『バドワイザー トーキングフロッグ』。

 

 

つまり、この類いはお手のもの。

 

 

(事実、姉妹品には「バド缶リール」も存在している)

 

 

ところが、見れば見るほど妙ちくりんに思えてくる。

 

 

ジョンソンのリール部門の歴史は古く、1940年代にまで遡るようだ。

 

 

ずっとスピンキャストを製造してきた。

 

 

しかし、特に’90年代中頃のジョンソンは、

 

“インパクト重視で”ビール会社のノベルティ作りに精を出していて、

 

釣り道具としての性能、使い勝手、など二の次であった。

 

プルタブのアイディアはいい。

 

 

否、正直、最初はめちゃくちゃ格好いいと思っていた。

 

 

少なくとも缶のデザインは不滅の格好よさ。

 

(って、缶のデザインはジョンソン関係ないじゃん…)

 

 

でも、、

 

実際に、釣り場でこのリールを使っていたら、、

 

やっぱり、ものすごく恥ずかしいよなぁ。

 

 

当然、ギアなんてカスカスの安っぽさ。

 

 

使い心地は「壊れてるんじゃないの?」と思うくらいフニャフニャだし。。

 

 

結局は、ネタとして楽しむためだけに存在しているリールなのだろう。

 

ロッドにセットするとすこぶる押しにくい。

 

 

…ということで、死ぬまで使うことはないな。笑

 

 

 

まっ、“本当にいいもの”ではないのかもしれないけれど、、

 

 

ぼくは、このリールが、本当に大好きなのだ。。

 

 

 

販促・ノベルティ系の釣り道具って、一癖も二癖もある、油断のできないものばかり。

 

 

ブログを通して、一人でも多くの人に魅力を伝えられたらいい。

 

 

そして、

 

バス釣りがものすごく身近な存在であるアメリカが、

 

少し羨ましくもある。

 

 

 

釣れ釣れ度ー

ロスト度ー

レア度■■■■■

「ビールがLiteなら、リールの“味”も軽くて、、」度■■■□□

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