一部に熱狂的ファンをもつ『ベクトロン』。
(今回の場合、サンシャインフィッシングが扱っていた『VECTRON』を指す。ただし、アングラーズプライドの『TD(トリプルディープ)』やルーハージェンセンの『TD』についても、同様に釣れるルアーであり、ぼくはその違いに特にこだわっていない)
しかし、、決してみんながみんな欲しがるタイプのルアーではない。
少数の本当に好きな人が買い占めているのだろう。。
斯く言う私も、数多くの『ベクトロン』を所有している。
まぁ、『ベクトロン』については、
愛しすぎているのと
たくさんありすぎるのとで
今のところ上げるつもりはないのだが、、
「偽物」となると話は別である。
『VECTRON 60』と同サイズなのだが、
オリジナル(写真下)と比較すると、
ボディラインがもっさりしていることが分かる。
無駄に膨らんでいるわけなので、
コアなベクトロンファンなら、持ってみたらすぐ、偽物(または熱で膨張してしまった個体)であることに気づくだろうし、
中がスカスカしている印象も受けるだろう。
本物は、腰から後ろがきゅーっと絞られているなど、ボディシェイプにめりはりがあって、
(これもアクションのキモ)
サイズのわりにかなりシャープ。
中身もギュッと詰まっている。
リップには、“ロングヒートンがさし込まれていたときの名残り”がなくてはいけないのだが…
偽物には、それもない。
なにより切ないのは、そのアクション。
まず、泳ぎ出しが危なっかしい。
下手したら水面を滑る。。
本物の泳ぎは「機敏なヌルヌル+ダダッ..ダダッ..」なのだけれど、
水中でのバランスが常に怪しい偽物の泳ぎは、
当然ぎこちなく、
水押しも軽い。
まぁ、懸命にブルブルしようとはしているが。。
さて、その正体なのだが…
全くの不明。
というか、ぼくには分からない。
以前、
中古釣具店の“知ってるふう”の店員に、
「ヒロミ産業だね〜」
と言われたことはある。
今回ネットで調べてみたら、確かに、そのような情報も散見された。
ただ、この目で確かめてはいないので…悪しからず。
それに、「ヒロミ産業」にこんな素敵なカラーを塗れるはずがない。
(いや、、本当にヒロミ産業謹製だったら失礼!)
こういうトラディショナルなカラーって、意外と本物のベクトロンにもなくて、、好き。笑
いずれにしても、ヒロミ産業にしろ、どこの企業にしろ、『ベクトロン』に目をつけたことは心から称賛したい。
まっ、ラトルを入れちゃったもんだから、全て台無しなんだけどね…⤵︎
釣れ釣れ度■□□□□
ロスト度■■□□□
レア度■■■■□
「わがままボディ」度■■■■□