20年前の話。
ある入手困難なロッドを所有していたのだが、先輩から、
「どうしても譲ってほしい」
と懇願された。
大好きな先輩だったし、まあまあ使い難いロッドだったので、適正価格で譲ることとなった。
(ちなみに、そのロッドは現在でも入手困難なので、ちょっと後悔している…)
後日、先輩から、
「お礼に」
と、ルアーやリールがごちゃごちゃ入った紙袋を手渡された。
その中の一つ。
「こういうのも入れとかないとだめでしょ」
なんてことを先輩は言っていたが、こういうのは興味ない。
いわゆる「ダイレクトリール」なのだろうけれど、
こういうのを使ってる人って、
“とっつきにくい”印象がある。
実際、意思の疎通を図れない人もいた。
クラシックカーになぞらえて語る愛好家もいるが、こんなのクラシックカーでもなんでもない。
「リヤカー」だ。
ぼくだってへんてこなタックル、ルアー、を使うことはあるが、それは単純に大きいバスを釣りたいがためである。
使えないものは使わない。
正確な製造時期は分からないが、海外のサイトで調べてみると、1930年代〜50年代の線が濃厚。
※高いときは1万円近くにもなったようだが、現在の相場では、せいぜい2,000〜3,000円程度じゃないかな?
ブランド名は「ブルックルアー」だが、実際に製造していたのは「Bronson」社。
レリーフの意匠を変えて、手広くやっていたようである。
「spiegel(スピーガル/シュピーゲル)」にはドイツ語で“鏡”の意があるらしい。
まぁ、確かに、、
美しいっちゃあ美しい。。
でも、やっぱり、いらないなぁ…苦笑
釣れ釣れ度ー
ロスト度ー
レア度■■■■□
「リールに向かって『テクマクマヤコン』と言ってもひみつの魔法少女にはなれない」度■■■■■