FRED ARBOGAST/HULA POPPER G730

「小さきものは、みなうつくし」

 

 

全てのルアーがそうだとは決して思わないけれど、

これはばっちり当てはまる。

 

 

 

フレッドアーボガスト、

極小サイズの『フラポッパー』。

 

 

(恥ずかしながら、ずっと、「フラホッパー」と呼んでいた。。)

 

 

 

可愛らしくて、楽しい。

 

 

なにしろ、

オリジナルサイズとテイストが変わらないのだから。

 

 

竿先をわずかに動かすと、

ちゃんと空気を含んで、

「ポコンッ」となる。

 

 

こういうルアーは極めて珍しい。

 

 

ダウンサイジングすると、

必ずと言ってよいほど別モノになってしまうのに。

 

 

 

もっとも、このサイズなので、

バランスはシビア。。(3.0gにも満たない)

 

 

例えば、

糸ヨレが激しいからとスナップ付きスイベルを付けてしまうと、、

オリジナル感はゼロ。

 

 

徹底した水平姿勢捕食音がこのルアーの“売り”なのに、

フラスカートの浮力もあって、

極端に頭を下げてしまう。

 

 

結果、“空気を含んだポコンッ”ができない。

 

 

ところが、

残念なことに

この状態での“もじもじ”アクションがものすごく釣れる。

 

 

「ただ小さいから釣れる」

のではなく、

「水面で狂ってるエビ」

そのものなのだ。

 

 

少なくともぼくはそう思っているし、

なによりそう思っていた方がおもしろい!笑

 

 

 

「ポーズ中もスカートがひらひらしてバスを誘う」と言う人がいるが、ボディが極端に軽いので期待できない。

 

 

スカートが揺れる前に、ボディがくるくる回っちゃう。。

 

 

それに、このタイプのスカートは、すぐに劣化して硬くなる。

 

 

しかし、その硬さが、

逆に、

本物の甲殻類や虫っぽくて…いいじゃないか。

 

 

 

釣れ釣れ度■■■■□

ロスト度■□□□□

レア度■■□□□

「劣化上等」度■■□□□

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