記憶が定かではないので、悪しからず…
きっかけは、「Rod and Reel」誌(地球丸)の企画だったと思う。
「首藤武蔵」氏が「ポップX」を造ったらどうなるのか…
能力的にも、造形的にも、完成されたものに手を加えるという罪悪感。。
そして、それが、オリジナルを凌駕したときの衝撃。
写真と文章を追うだけで、鳥肌ものだった。
奇しき因縁。
程なくして、ぼくの手元にやってきた。
確か、箔を張るために、ボディ表面を限界まで薄く削っている。
ボディを削る理由には、ウエイト増を考慮して、『ポップX』本来のバランスを保つ意味もあった。
実測値7.7g
しかし、削り過ぎてしまうと、コーティング剤をかけたときに、ボディ全体が溶けて変形してしまう。
記事はこのあたりの苦慮についても触れていたと思う。
シール目は「アーキテクト」の主張。
優雅で、端麗。
ルアーが語る、氏の卓越した技術とセンス。
これは、“リペイント”ではなく、“リビルド”である。
首藤氏の手による「メガバス」のオーソドックスなリペイントモデルは、稀にネットオークションやフリマアプリに出品されてきたようだ。
しかし、箔を張ったモデルについては、情報が無いに等しい。
釣れ釣れ度■■■■■
ロスト度■□□□□
レア度■■■■■
「神業」度■■■■■