懐古趣味でもいい。
懐古主義だっていい。
ただ、常に新しいものにも目を向けていなければならない。
そうでなければ、懐古趣味も、懐古主義も、そもそも成立しないではないか。
最近のルアーは知らない
などと、堂々と宣ふような年寄りにだけはなりたくないものだ。
もっとも、最近のバス釣り、バスルアー、はアングラ化が進んでいるので、
知っていると一般の方から気もち悪がられる
という危険な側面もあるが。。
そんなわけで、新しめのルアーを上げたい。
2013年デビューのレイドジャパン『ツーサイド』。
ポッパーが大好きで、たまたま残っていたのがこれまた大好きなオイカワカラーだったので、購入した
…のだが、
最たる購入理由は、
カップの形状にある。
だって、
ほぼこれ(↑)じゃん。。
20数年前、潮来つり具センターで購入した舶来物の名称不明ペンシルベイト。
いくら使ってみても、この形状であることの意味が全く分からなかったのだ。
しかし、ルアーが変われば(喫水が変われば)、その意味を見出せるかもしれない。。
ということで、使用感。
おそらくは、独特なショートスライドアクションに一役買っている。
両脇の襞は。
アウトサイドに水を受けることで、スライドとロールを両立させているのだ。
しかもペラ付きなのに。
まぁ、いろいろと、、アンチも多いレイドジャパンだが、、
正直、
これをつくり上げたセンスには感服した。
ちなみに、首振りや泡沫、それに伴うサウンド、は普通。
スプラッシュは…
多分そういうタイプのポッパーではないのだろう。
あえてスプラッシュを飛ばしたいのなら、上顎で水面を叩いて出すのがいい。
特徴的なペラは、メガバスの『ポップX』にも似た、極めてナチュラルな演出が可能
—水面で小魚が遊ぶように。
(ただ、そういう使い方をするのであれば、ぼくは『ポップX』一択だ)
結局、『ツーサイド』は、オラオラした感じでアクションさせるとハマる。
時折、赤信号でトロトロ前進する車のようなイメージで棒引きすると、ペラが生きて、いい。
例えるなら、街中を走るアルファードみたいなルアーである。
釣れる。
釣れ釣れ度■■■□□
ロスト度■□□□□
レア度■■■□□
「30系プリウスをイメージしてもっと激しく」度■■■■□