ホイルにうろこが刻まれていない。
う〜ん、潔い。
初めて見たとき、(こんな表現もあるんだ…!)と友人と甚く感動したものだ。
このルアーに「なぜ、これほどまでに魅かれるのか」って、、、それは、製作者が主張していないから。
その結果、一見しただけで、鈴木知司氏の手によるものだと分かるようになるのだ。
リアルミノーであっても、やはり、氏の生み出すルアーは、どこか愛嬌があって、あたたかい。
ちなみに、見た目こそリアルだが、ジャークベイトよろしく、リアクションの釣りに強いルアーだ。
ただ、実際に使用してみると、プラの“アユチュピジャーク”のほうがルアーとしての性能は高いように思う。
このサイズの本物の鮎って、手にしたことのある方はご存知だろうが、ものすごく薄い。
それにもかかわらず、これをモデルに開発した“アユチュピジャーク”は断面がボヨンとした三角形。
それもまた、潔い。
リアルさよりも、ルアーとしての本質を追究したか…。
それこそが“ノリーズ”の真骨頂だ。
ってなことを、このルアーを眺めるたび思うんです。
これが2,000円で売られていたんだから…信じられない…。
釣れ釣れ度■■□□□
ロスト度■■□□□
レア度■■■□□
「つるっとさせる潔さ」度■■■□□