もともとは、
「魚類剥製工房むらせ」の村瀬達也氏による、
芦ノ湖で産湯を使ったハンドメイドミノー。

グリグリメソッド(今で言うところのほぼデジ巻き)のパイオニアである。
氏は、’70年代の中頃にはミノーの製作を始める。
隆盛を極めたのは、やはり、’80年代だろう。
ネイティブトラウトやモンスターブラウンに狙いを定めた、ハンドメイドミノーブームである。

’87年以降、氏は本業である剥製製作に注力するため、ルアー製作から離れる。
しかし「ムラセミノー」は、
ウッドベイト・遠藤龍美氏の手によってリアルフィニッシュを纏い(’86年〜?)、
その後約2年間は、製作、販売、を続けた。
そして、’96年、スイフトから発売されたのが、
「ムラセミノー」の量産モデル、
『アクアバッハ』である。

※素材はプラ。
当時はちょうどバスバブル期であったにもかかわらず、
『アクアバッハ』は人気がなく(少なくともぼくの住んでいた地域では)、
どこの釣具屋でも売れ残っていた。
今となっては、“量産モデルを”探している人もいて、
サイズ・モデルによってはちょっとしたプレ価格で取り引きされているというのに。。

まっ、「ルアーあるある」である。笑
さて、今回上げる『アクアバッハ 8cm (ファットモデル)』は、“信じて巻き続ける系”のルアー。
その泳ぎは、「ひたすらロールに徹する」と言っても過言ではない。
もっとも、ボディのちょうど真ん中あたりを支点としたタイトウォブルも披露するが、
ロールがとにかく美しい。

一方で、対応する速度域が比較的速いため、デッドスローでは泳がない。
また、ロッドワークに対するレスポンスも小さく、
(グリグリよりもチョンチョンメソッドに適しているとされるモデルではあるのだが…)
経験上、止めると見切られることが多い。
やはり、巻き続けるのがベスト。

ウエイト/5.0g
ボディ長/80mm
価格/1,800円
弱いアクションでありながらも、けっこう強くぶるぶると手元に伝わるところなんかは、
特に初心者には、飽きがこなくてよいだろう。
発売以来、全国のフィールドで、わずかなバスを魅了し続けている。
釣れ釣れ度■■□□□
ロスト度■■□□□
レア度■■■□□
「世代ウケという問題」度■■■□□
