LITTLE JACK/CHARIKOM 50

すっかりアングラ化したバスフィッシング。

 

 

しかしそんなアングラマーケットに、久しぶりに、大衆ウケするルアーが登場した。

 

リトルジャック『チャリコム 50』

 

 

 

今回紹介するのは、大中小リリースされているうちの最も小さいモデル。

 

 

バス釣りには現実的なサイズであろう。

 

 

とはいえ、まんま鯛であり、本来は海用

 

 

このルアーが模している「チャリコ」とは、真鯛の幼魚のことであるらしい。

 

 

(一応、限定で、ギルカラーの設定もある)

 

 

もっとも、ぼくは、これで本気で「バスを釣ろう」と思って投げているし、

 

他にも同じ考えで—バス釣り用に—『チャリコム』を買った人はいるはずだ。

 

2023年10月発売(2024年3月に大サイズを追加)

ウエイト/10.5g

ボディ長/約62mm(尾鰭を含む)

価格/1,738円

 

 

 

メーカーについてはよく知らないのだけれど、「リトルジャック」のルアーは、

 

ファンタジー系リアルで、

 

売れないのか、釣れないのか、、はたまたその両方なのか、

 

大体どこでも投げ売りされているイメージ。

 

 

そして、リリース直後は超売れっ子だった『チャリコム』も、早くもワゴンに片足を突っ込んでいる感がある。

 

 

多分今頃は、(ここのメーカーは生産数を絞っているようだが)カラー・サイズによっては容易に、お安く、購入することができるようになっているんじゃないかなぁ。

 

 

まぁ、でも、「ホントにバス釣りに使う」っていうのであれば、決しておすすめはしない。

 

 

(海で使うにもおすすめはしないが…)

 

 

使用感は、“小さな鉄板”。

 

 

ビューンと飛んで鋭く変化、

 

着水と同時にストーンッと沈む。

 

 

多くのバスフィールドでは扱い難いことこの上ない。

 

こういうふうにウエイトが透けて見えるカラーのときは、ウエイトに色を塗ればいいのに…と、昔から思っている。確かにバスは鉛色を嫌がらないけどね。

 

 

 

バーッと巻くと「プルルルル…」と泳がなくもないが、

 

ソフトを謳いながら全然ソフトじゃないソフトフィンには癖がつきがちで、

 

ほんのわずかな曲がり、傾き、が絶大な悪影響を与えてくれる。

 

 

とにかく、終始安定することのない、ストレスの塊のような鉄板 ルアーである。

 

 

「速巻きで釣れちゃうんじゃないか」とは思っているものの、なかなかどうして…一筋縄ではいかない。

 

 

う〜ん、、『チャリコム』の購入層—少々未熟な釣り愛好家—にとっては、これ、〈ノー感じで全く動かないルアー〉なんじゃないかな。

 

 

まっ、成長の機会と思って、しっかり投げ倒してもらいたい。

 

 

ということで、

 

“刹那的ではあるものの、ある意味正常な現象を生み出した、大して釣りをしない人でも買うようなルアーがありました”

 

という話。

 

 

ほとんどの人が“見ため”だけで購入して、

 

購入後も“見ため”を楽しむんです。

 

 

『チャリコム』は。

 

 

だから、動きとか、別にいいでしょう。

 

 

 

釣れ釣れ度■□□□□

ロスト度■■■■□

レア度■■□□□

「Kawaii」度■■■□□

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