サルってこんな顔かなぁ。。
どうしてもぼくは、昔から、納得がいかない。
ところが、多くの愛好家は、このルアーを指して“サル顔”と言う。
そして、
こういったルアーのことを総じて“サル顔”と表現することで、
「私は“一流の”愛好家ですが、何か?」
と、暗に主張してくる節がある。
反論する空気すら与えない。
受け手の側も、
「サル顔がいいですよね」
「このサル顔は〜」
などと応えることで、
同じく“一流の”愛好家であることをさり気なく顕示し、
バス釣りを“知ってる”雰囲気を醸す。
そう…
まさにマウンティングである。
サルだけに。
こうなってくると、意地でも、“サル顔”だとは認めたくない。笑
ダイワ『コネリー』
不思議だ。
見れば見るほど、“サル顔”ではないか。。
生きてるサル—ここではニホンザルを指す—には、やっぱり、どうしたって見えないが、
能や狂言の猿面は、大体こんな作風だ。
過去に拙ブログで上げたものだと、HEDDONの「MIDGET DIGIT」もこれにあたる。
うむ…ぼくも“一流”なのかもしれない。
(まだサル顔だと認めたわけではない)
さてさて、
“まともに泳がない”とか、
“ユーザーが自分で調整できるよう金属リップ”とか、
“泳ぎを調整しているうちにリップが金属疲労を起こす”
などというコメントがネット上で散見される『コネリー』。
※ゆっくり巻いたときの泳ぎは、実に魅力的。最新のルアーにも決して引けをとらない。
まともに泳がない点については同意するが、
(本個体も、中速以上の領域では、スッと滑って横になってしまう)
経験上、金属リップは、大して調整できないし、調整しているうちに付け根がバカになる。
リップに刻印が、あったり、なかったり、、
リップの付け根がうまく収まるように、ボディに逃げ加工が施されていたり。
で、そのどちらも確認できないこの個体は、多分、1970年代終わり頃のもの。
(1972年?に発売された最初期の『コネリー』は、ボディがやや長い)
味があるというか、昔のダイワらしくて、“ルアーとして”普通に好き。
ルアーはつくづく、動く動かない、釣れる釣れない、じゃないんだな…と。
そうそう、、このルアーって、ショーン・コネリーから名前をとったんじゃないのかなぁ?
いや、ホントに。
釣れ釣れ度■□□□□
ロスト度■■□□□
レア度■■■■□
「007は二度死ぬ」度■■■■□