50mmほどのボディに13.5gと、ズッシリ。。
無垢なのだろう。
※アイもワイヤーだしね。
どこか行っちゃったけど、印刷技術の乏しいパケに入って、
ワゴンセール品として売られていた。
ネットで調べてみると、やはり、2013年にタイだかシンガポールだかで(どっちでもいい…)誕生したブランドらしい。
そんな『マッドトード』。
もちろんカエルなのだが…
リアルなのか、適当なのか、よく分からない造形である。
ウジ虫や陰嚢を彷彿させる、背中のしわ感。
ぼつぼつしたやつはいても、ここまでしわっしわなやつはいないような…。
本物のカエルから型取りしようとしたら、合成樹脂の影響で背中の皮がしわしわになってしまい…
そのまま…
なんてことはさすがにないだろうけれど、ミミックスのルアーはどれも、やや気もちが悪い。
リアル(!?)を売りにしていながら、
そのモチーフは爬虫両生類から海獣にまで及び、
「なぜそれをルアーに落とし込んだのか」
正直、理解に苦しむ製品も多く…
ミミックスには、マッチ・ザ・ベイトという概念が存在しないのだろう。
さすが、多民族国家、多文化主義、のシンガポールである(タイかもしれない)。
まっ、結果、キモファンシー路線で、それはそれで悪くない。
さて、使用感。
喫水が深く、上顎がぎりぎり水面“下”に位置するものだから、カップの効果—つまり、飛沫、泡沫、は期待できない。
(水を受けて泳ぐわけでもない)
ただ、、アクション中にボディがぴょこっと浮き上がるその一瞬、アクシデントに近いかたちで、カップが“何かしら”してくれてはいるようだ。
唯一ちゃんとできることといえば、必要以上のターン。
その場でくるくると、タイのキックボクサーばりの回し蹴りを繰り出す。
ゆえに、多発する糸絡み。
迷惑だ。
かといって、ラインをチューブに通すほどのルアーじゃないし。。
30cmくらいのを1匹釣ったことがあるが、
「普通に釣れるルアーなのか?」というと、
極めてそんなことはない。
※廃番品?MIMIX自体がすでに潰れている?
定価は1,500程度だが、実勢価格は数百円である。
釣具屋でトイレを借りたときに買う…そんな買い方が最も適しているだろう。
釣れ釣れ度■□□□□
ロスト度■□□□□
レア度■■□□□
「微笑みの国からこんにちは」度■■□□□