Megabass/X-30 MARUKIN(F)

 

※本項でいうルアーとは、ハードルアー(プラグ)のことを指します。

 


 

「細軸のフックに交換すると、必要以上にルアーが暴れちゃう」

 

 

プロのバス釣り愛好家が言うのだから、きっと、それは、そうなのだ。

 

 

まぁ、その真意は、単純に“暴れる暴れない”ではなくて、もっと深いところにあるのだろうけれど…

 

 

う〜ん、、でもね、

 

フックごときでそこまでアクションが変わっちゃうルアーって、どうなの?

 

と。

 

 

ソフトルアーじゃないんだし、しかも普通サイズのプラグ。

 

 

フックを換えるといっても、同サイズ、「上げるか下げるか」としても精精ワンサイズ、だろう。

 

 

そもそもバス釣りなんだから、極端に太く(または細く)するという選択肢もないはず。

 

 

それなのに…

 

 

フックごときでアクションが変わるって…

 

 

よい・わるい

 

当然だ・あり得ない

 

等、意見が分かれるに違いない。

 

 

ぼくは、何をおいても、まず—フックを換えてアクションが変わったら—すごく困る。

 

 

そのルアーの基本性能すら怪しむ。

 

 

田辺哲男氏であれば、そういうハードルアーは作らないだろう…勝手なイメージだが)

 

 

個人的に、

 

「釣れるルアーって、フックを換えてもアクション—泳ぎの本質—は変わらない」

 

と思っている。

 

 

(変わるのはフックの暴れ方だけだ)

 

 

そういう強いルアーを好んで使っていることや、

 

フックを換えるだけでめちゃくちゃ釣れるようになるルアーも間間あるってことは、

 

否めないけれど。

 

 

…なんてことを考えていたら、ある一つのルアーが脳裏に浮かんだ。

 

 

フックを換えただけで全然違うルアーになってしまう、メガバス『X-30』。

 

ウエイト/1.2g

ボディ長/33mm

 

 

これがもうね、本当に繊細。

 

 

サイズ、軸の太さ、はもちろんのこと、

 

形状が異なるフックに交換しただけで、アクションが変わっちゃう。

 

 

ホントなっかなか釣れないもんだから、いろいろ試してみたけれど、

 

「リップよりフックが優先してるんじゃないの」

 

って思ったことも、一度や二度ではなかった。

 

 

スプリットリングの影響もとんでもなく大きくて、油断もスキもない。。

 

 

特に、フロントアイのスプリットリングが盲点で、

 

このサイズのこれだけ繊細なルアーは、接点が二つあるだけでけっこうキツイ。

 

 

確実に釣りたいのなら、スナップのみがマストだ。

 

 

『X-30』が生き生きしますから。

 

 

 

でもね、

 

正直このルアーって、

 

アクションで喰わせるルアーじゃなくて、サイズ(シルエット)で喰わせるルアーなんだと思う…

 

だから、多少泳がなくても…いい…っていうか…

 

 

 

そうそう、他に『X-30』は、パケの説明書きが抜きん出ておもしろかった記憶がある。笑

 

 

(釣りをしないオシャレな人が読んだら絶対に引くだろうけれど)

 

 

小さくてかわいいためか、意外と人気があったルアー。

 

 

あっ!ちなみにぼくは、フックごときでアクションが変わっちゃうようなルアー、好きですよ。

 

 

そして、フックには“それなりに”こだわっているんです。

 

 

 

釣れ釣れ度■■□□□

ロスト度■■□□□

レア度■■■□□

「遊んでくれるのはいつもギルだけ」度■■■■■

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