PAYCHECK/REPO MAN

さて、そんな「キックノッカー」

 

2000年代のはじめに販売されていた

 

—Reaction Innovations『Vixen』—

 

のクローンなのだ。

 

 

パクリでもオマージュでもなく、クローン。

 

 

伝説的ペンシルベイト「ヴィクセン」、

 

そして「キックノッカー」、

 

二つの“同じ”ルアーは、前田秀樹氏という“同じ”生みの親をもつ。

 

 

 

ヒット作とくれば、パクリ。

 

 

他社からそっくりさんがリリースされるのは釣具業界万国共通の常であって…

 

 

ペイチェックベイツ『レポマン』

 

 

 

そもそもぼくが「キックノッカー」を購入したのも、『レポマン』を所有、愛用、していたからなのだ。

 

 

当時はバス釣り関連の情報に全く興味がなく、

 

(バス釣りは普通に続けていた)

 

祖である「ヴィクセン」の存在すら知らなかったのである。

 

 

まっ、本場でスーパースプークが流行っていたのは知っていた。

 

 

そこが、どうやらこの流れのスタートらしい。

 

 

で、間もなくして「ヴィクセン」は、いくつかの大会でウイニングルアーになっちゃったようなのだ。

 

 

そりゃ、「『スーパースプーク』より断然こっち」みたいな潮流になり…人気沸騰。

 

 

ところがところが、「ヴィクセン」は製造中止に。

 

 

結果、プレ化の価格高騰。。

 

 

当然、ぽこぽことパクリルアーが出現。

 

 

ということで、『レポマン』もそのうちの一つみたい。

 

 

 

でもね、『レポマン』はひと味違った。

 

 

「ヴィクセン」を“完璧に”コピーしているようで。。

 

 

確かに、ガワ以外のあらゆる面において、『レポマン』と「キックノッカー」を区別することは困難を極める。

 

 

(あっ、元祖「ヴィクセン」は所有していないので、正確には分からないのですが…)

 

 

むしろ、「キックノッカー」より丁寧に仕上げられているように思うし、

 

お尻の毛もいい。

 

 

パクリにこんなこと言いたくないが、

 

(パクリだと知らないで感動していた自分が一番恥ずかしい…)

 

傑出した、おもしろいペンシルベイトである。

 

 

否、単純にパクリなのか、、

 

そこからして、ぼくはどうも怪しいとにらんでいる。

 

 

 

ちなみに、本家Reaction innovationsからも「ヴィクセン」がリバイバル?されているのだが、

 

オリジナルの「ヴィクセン」とは“全くの別モノ”らしい。

 

 

すでに前田氏は絡んでいなかっただろうし、勝手にモディファイしちゃったのかな?

 

結果、“改悪”みたいな?

 

 

そんなことも、氏が「キックノッカー」をリリース—つまりはオリジナルの「ヴィクセン」を再リリース—するきっかけの一つとなったに違いない。

 

 

 

滑稽なのが、そのどれもが、「自分こそが最強で最高だ」と主張しているところ。

 

 

覇権を争い、各地で勢力をふるう、まさに群雄割拠。

 

 

言ったもん勝ちというか、図々しいというか…

 

本場の思考パターンは、生粋の日本人にはなかなか理解できないものである。

 

廃番品。使用感等は「キックノッカー」に同じ。

 

 

 

釣れ釣れ度■■□□□

ロスト度■□□□□

レア度■■■□□

「信長の野望・戦国群雄伝」度■■■□□

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