2022年下半期、個人的に最も推してきたルアーがこれだ。
テッケル『キックノッカー』
(2019年8月発売)
同クラスには絶対王者である「オリジナルザラスプーク」や「スーパースプーク」が君臨しているわけで、、
じゃあ、『キックノッカー』はどこがいい—どんな違いを生み出せる—のか。
まずは、サウンド。
これについては、公式、非公式、含めて方々で述べられているので割愛。
『キックノッカー』最大の“売り”のようである。
そこまでって感じはしないけれど、高音域のサウンドは確かに耳に残る。
次に、フック同士が“ぎりぎり”絡まないセッティングが施されている点。
まっ、調べたら、この点についてもすでに述べられていた。。
(考えることは皆同じである)
ただ、その肝は…
基本ぶん投げなきゃいけないタイプのルアーであるということ。
ストレスフリーなわけで、ものすご〜くうれしい。
ウエイト/22.5g
ボディ長/120mm
理想的なサイズのトレブルフックを3本奢った状態で、ぎりぎり絡まない…
そういう感覚でルアー作りができる開発者に、ぼくは敬意を表したい。
そして、アクションの安定感。
“気象条件にパフォーマンスが左右されにくい”ということ。
ペンシルベイトの中では抜きん出て湖面を掴む(刃が食い込むイメージ!)。
「ちょっと荒れちゃってるから使えない」などという言い訳は『キックノッカー』には通用しないのだ。
最後に、ボディの振り幅(移動距離)、スライドの長短(泳ぎのピッチ)、ともに自在であること。
だからこそ、意図的かつ大胆に、なおかつ容易に、リトリーブラインを外すことができる。
これが重要。
確かに、
水面を切り裂く系の泳ぎは好みが分かれるところだし、
カラー展開も変。
あえて多彩な演出ができないようにしているくさいし、
最初の一本としてはオススメもできない。
でもね、
とにかくサウンドが気に障るのか、
単純にこのルアーに慣れていないせいなのか、
バスが間々反応する秀作である。
釣れ釣れ度■■□□□
ロスト度■□□□□
レア度■■■□□
「それってあなたの感想ですよね?」度■■■■□