eMinnow/Fat Bobba

あら〜、みなさんこんにちは!

 

 

突然だけど、「ロボフィッシュ」って知ってるかしら?

 

 

そう、おもちゃの。

 

 

水に入れると、まるで生きてる魚みたいに泳ぎまわっちゃうんだから、、

 

子どもたちに大人気なのよね〜

 

 

ところがね…

 

そんな「ロボフィッシュ」を見て、子どもたちよりも興奮した大人がいたらしいのよ…

 

 

そうよ!

 

バス釣り愛好家の人たち。。

 

 

「バス釣れるっしょ!」ですって…

 

 

気もち悪いったらありゃしない!

 

 

中にはさっそくルアーに改造して、実際にバスを釣ってる愛好家もいたわ。

 

 

もちろん、おもちゃ屋さんで買い占めてるの!

 

 

あ〜、ヤラシイ!!

 

 

でもね、あっちの国でぶっ飛んじゃってる人って、日本人の比じゃないのよね。。

 

 

ソッコーでメーカーを立ち上げて、ほんとのルアーにして売り出しちゃったんだから!

 

 

そ・れ・が、

 

 

私。

 

 

水中で勝手に尾びれ動かしちゃうわよ!

 

 

あっ、でもね、、私って、見ためと違ってけっこうシャイなの。

 

 

目立たないように、微か〜に動かすんだから!

 

 

ねっ!?

 

「ロボフィッシュ」よりもずっと控えめでしょ。

 

 

私から言わせたら「ロボフィッシュ」はイケイケで下品ね。

 

私は“恥じらい乙女”なの!

 

 

そうだ、

 

ひとつ言い忘れてたことがあったわ…

 

 

実は私、泳ぎが超苦手。

 

 

水に落ちたらびっくりしちゃって何もできなくなっちゃうの。

 

 

こないだなんか、失神して、そのまままっすぐ沈んでいっちゃったんだから。

 

 

助けてくれた人が言うには、陸に上がるまで、ずっと気を失ったままだったみたい。

 

 

あんっな怖い思い、もうごめんだわ!

 

 

だから私、タックルボックスでじっとしていることに決めたの。

 

 

どうしたかって?

 

 

あんまり大きな声じゃ言えないんだけど…

 

私って電池交換できるじゃない?

 

 

でもね、けっこう穴がユルユルなのよね。

 

 

(いやん、あんまり見ないで!)

 

 

だから、気づかれないようにパッキンからちょっとずつ水を入れて、電池を効かなくしてやったわ!

 

 

えっ?

 

それでも私に「バスを釣ってこい」って言うの?

 

 

もう、、しょうがないわね!

 

 

だったら、チョウチンをしてごらんなさい!

 

 

木の枝でも…ゴミでもいいわ、

 

しっかりとラインを引っ掛けて。

 

 

絶対に沈めないで!

 

これだけは約束よ!

 

 

ちゃんと約束してくれたら、

 

私も一生懸命「ジジ…ジジジ…」ってするんだから。。

 

 

 

ほらっ、もうバスが寄ってきた。

 

 

 


 

 

eMinnow(イーミノー)『ファットボバー』

 

 

 

4〜5年前にカナダのメーカーがぶち込んできたキテレツルアー。

 

 

「ロボフィッシュ」の影響を強く受けていることは明白である。

 

 

“キテレツすぎてメーカーもろとも瞬で消えた”というよくあるパターン…かと思いきや、

 

単純にルアーとして機能していなかったことがその要因だろう。

 

 

水の中を自由に泳ぎまわる「ロボフィッシュ」に対して、

 

同じような内部機構、仕組み、をもちながらも、

 

全く泳がない『ファットボバー』。

 

 

曲がりなりにもルアーという体裁をとったことで、

 

重量と“かさ”が増し、

 

推進力を稼ぐことができなくなってしまったのだろう。

 

 

尾びれの振り幅は小さすぎるし、

 

プログラミングされている泳ぎのパターンも「ロボフィッシュ」よりずっと少ない気がする。

 

(否、そもそも泳がないのだけれど)

 

 

仕方がないので普通に巻いてみても、特に何も起こらない。

 

 

評価できるのは、

 

(パッキンは当てにならないけれど)電池交換ができる良心設計であること。

 

 

そして、起業した人のアグレッシブさ。

 

 

 

ちなみに、、

 

4,000〜5,000円はしたようなのだが、

 

実際に売られているところを一度も見たことがない。

 

 

正直、1,000円程度で購入できる「ロボフィッシュ」をルアーに改造したほうが、

 

泳ぐし、

 

釣れるし、

 

ずっといい。

 

 

 

釣れ釣れ度■□□□□

ロスト度■■■■□

レア度■■■■■

「ビクトリアの耳鳴り」度■■■■■

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