NOVELTY LURE CO./Jock-E-Jo ②

もう一体あるので、

 

「樽の中から現れる動物は何なのか」

 

まじめに考えてみたい。

 

 

まず着目したいのは、尾の形状である。

 

 

先端部の毛が房状になっていることが分かる。

 

これはウシ科の動物に多く見られる特徴だ。

 

 

この時点でタツノオトシゴ説は消える。

 

 

加えて、頭部から伸びる角状の突起。

 

 

そこから、前回はガゼル説に触れたが、

尾の造形がガゼルにしては長すぎる。

 

 

となると、頭部、そして尾のシルエットは、シロオリックスなどと合致しそうだ。

 

 

しかし…である。

 

 

アフリカからアメリカに移入したとはいえ(アフリカでは絶滅)、

家畜ではない稀有な動物を

「ノベルティルアーCo.」がルアー(の一部)にするとは到底考えられない。

 

 

ましてや、サンボである。

 

このルアーは、タブーに触れた悪趣味な物語をもたなければならないのだ。

 

 

よって、これらの説は、弱い。

 

 

それでは、

基本に立ち返り、

ウマはどうだろうか。

 

 

頭部の突起を手綱とするには多少無理が生ずる。

 

 

これを耳であるとするならば、

耳の長いウマ科の動物…

そう、ロバである。

 

 

ロバなら、尾の造形についても、合点がいく。

 

 

では、

ロバに、

「ノベルティルアーCo.」は、一体どのような物語をもたせたのか。

 

 

「獣姦」である。

 

 

『Jock-E-Jo』は、

黒人男性とロバとの

獣姦を暗に表現しているのだ。

 

 

斯くして、ここに、このルアーの存在意義である「ブラックジョーク」が成立するに至る。

 

 

 

今となっては確かめる術もないが、以上が私の結論である。

 

(多分、本国でも、まだ誰も気づいていないはず!)

 

私は、この「ロバ及び獣姦説」もってして、サンボ研究に一石を投じたい。

 

 

 

さて、手持ちの『Jock-E-Jo』を並べてみて、初めて気づいたことがある。

 

 

今回アップした個体(下)の方が、ひと回り小さく、華奢なのだ。

 

脚ももちろん細いので、樽がストンと下まで落ちてしまう。

 

 

にわかには信じがいが、同時期に複数個の金型が存在していた証拠である。

 

 

 

『Jock-E-Jo』

 

…その立ち位置は、決して、「ジョークグッズ」「トイルアー」などではない。

 

歴史を刻んだ正統派ルアーなのである。

 

 

「ノベルティルアーCo.」は、この(シリーズの)ルアーに死力を注ぎ、命運を託したのだろう。

 

 

 

釣れ釣れ度ー

ロスト度ー

レア度■■■■■

「だから潰れた」度■■■■■

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