bagley/RIPPLE B(大)

大小ある『リップル B』の、大きいほうがこれ。

 

 

つまりは、

 

“『King-3』と同じやつ”

 

ということ。

 

 

うん、ホント、、

 

なんで真ん中サイズ(『King-2』)がないのか、、

 

気になっちゃうよなぁ。笑

 

 

いくらジムのシグネチャーモデルでも、このサイズでは相当厳しかっただろう。。

 

 

 

さて、『キング』については、

 

『最新ハイテクフィッシングシリーズ11〈Bass〉 完全無欠のJapan Style 「もっとBASSは釣れる!!」 IN TEXAS U.S.A.』(シマノ)

 

の作中において、村田基氏自身から大変興味深い発言を聞くことができる。

 

 

「日本人が考えて、え〜、アメリカで作ってるルアーです。まぁ、日米合作みたいなルアーですけどね」

 

と、なんとも歯切れが悪いのだ。

 

 

ここから察するに、バグリーに『キング』を作らせたのは、ジムではない

 

 

少なくとも、積極的に開発に関わっている感は受けない。

 

 

きっと、あまりよろしくない考えの連中(オフトの人だろう)が、間に一枚も二枚も噛んでいたのだ。

 

 

(今、村田基を使わない手はない)

 

 

(ルアーにジムの名前をつけときゃ売れるだろう…)

 

 

「どうです?村田さん。ルアー名も“King”ってことで」

 

 

…などといった、あまりよろしくない考えの連中(多分オフトの人だろう)の悪だくみを想像させる。

 

 

あくまでも想像ですから…はい。

 

 

当然、真ん中サイズも近いうちにリリースしようと考えていた。

 

 

ところが、間もなくして、バスバブルに突入。

 

 

“にわか”が急激に増えたこの時代、アメリカンクランクは総じて「前時代的」「古くさい」などというレッテルを貼られ、国産人気メーカーばかりがもてはやされることとなった。

 

 

ともなって、『King-2』の開発もお蔵入り…

 

 

こんなふうに考えると、『King』に“2”がないこと

 

—つまるところ、『RIPPLE B』に真ん中サイズがないこと—

 

も、時系列として、納得がいく。

 

 

まっ、あくまでも想像ですから…悪しからず。

 

 

他にも、、

 

同じ頃、バグリー(オフト)には『ロングキャストシャイナー』という60mmほどのディープクランクが存在していて、

 

(これもオフトとのコラボだった)

 

そことの競合を嫌った可能性はある。

 

 

アクションは、ハードウッド材特有の「ぬるぬる+ばたばた」。

 

 

ただ、アクションそのものや、ちゃんと泳ぐ、泳がない、には個体差がある。

 

 

ルアーとしての完成度は、いろいろと普通、または普通よりちょっと下、といったところだろう。

 

 

(見ためは格好いいんだけどねぇ)

 

 

 

昨今、ジムが取り上げる舶来物のクランクベイトは「ボーマー」ばかりのような気がする。

 

 

シグネチャーモデルまで出しておきながら、「バグリー」には触れたがらないような印象さえ受ける。

 

 

なぜだろう?

 

 

まぁ、この程度のルアーに自分の名前を冠されたら…そりゃムカつくだろう。

 

 

ある意味、ジムも被害者なのかもしれない。

 

 

 

25年ほど前、金上ワンドのレンタルボートで、釣れたことがある。

 

 

 

釣れ釣れ度■□□□□

ロスト度■■□□□

レア度■■■□□

「裸の王様」度■■■■□

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