BUTCH HARRIS LURES/FAS-BAK

もう20年近く前になるだろうか。

 

 

向かい側に座る先輩から

「いっつもカド(角)触ってるよね」

と言われたことがある。

 

 

なんでも、ぼくは、

机のカド、図書資料のカド、パソコンのカド…

常に何かのカドを撫でている、というのだ。

 

 

(そのときは『カロリーメイト』の箱のカドをさわさわしていた)

 

 

言われるまであまりにも無意識だったので、フェティシズムとかそういうのではないと思う。

 

 

でも、確かにそうなのだ。

 

 

いつも何かのカドを触っている。

 

 

現在でも、その癖は全くなおらない。

 

 

なんなら「カドフェチ」「カド好き」を公言してもいいくらいだ。

 

 

今この瞬間、スマホを手にしているときも、片方の手でスマホのカドをさわさわしている。

 

 

(バス釣りにおいては、「カド(角)フェチ」というのはプラスにしか働かないだろう…!)

 

 

 

さて、そんなぼくにぴったりのルアーは…

 

 

これだ。

 

 

ブッチハリス『ファスバック』

 

 

’70年代のルアー。

 

 

大小あるうちの、これは大サイズ。

 

 

“ルアー中カド”というか、“カド中ルアー”である。

 

 

まっ、妙ちくりんなルアーを愛好する者たちの間では、極々メジャーな存在だ。

 

 

形ばかりに目がいってしまうが、

(それはそれで、このルアーの“正しい”楽しみ方である)

初期のブランド名は「“BUTCH” HARRIS PROFESSIONAL BASS LURES」。

 

 

そう、決してイロモノではない、「プロフェッショナル」をうたった本気モードのルアー(多分)。

 

 

ブッチ・ハリスというプロフェッショナルアングラーが興したブランドのようである)

 

 

そんなわけで、すでに方々で述べられているとおり、泳ぎは至って堅実路線。

 

 

個人的見解を真面目に述べるなら、、

 

あまり潜らないくせして、水面および水面直下で使うには弱い。

 

(このあたりが消えた要因の一つか)

 

ただし、ボディ側面のフラッシングや、背面で水を押して滑るようなアクションには、一定のアトラクションがある…のかもしれない

 

 

稀少なルアーだが、現在の相場は、小サイズで2,000円程度、大サイズで3,000円〜、といったところか。

 

 

 

釣れ釣れ度■□□□□

ロスト度■■□□□

レア度■■■■□

「歩いているときも直角にキュッと曲がる」度□□□□□

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