《前回の続き》
でもね…
今になって考えてみると、、
激釣れチューブワームである『G-3』のスカートが、
1本1本独立して—1本1本に樹脂を充填して—成形されている時点で、
気づくべきだった。
ギドおじさんって、イっちゃってる人なんだと。。
そうすれば、このルアーを見ても、びっくりしなかったはずだ。
レノスキー『ギドス フロッグ』
ま〜気もち悪い!
脚? 下半身? の造形に加えてペラペラの足が付いてるから、辛うじてカエルに見えなくもない…かな。
ところがどっこい、
着水後の浮き姿勢は、
カエルを模した他のどんなルアーよりも、本物のカエルっぽいのだ。
それなのに、なぜか、ベースはメッキ…
さすがのギドおじさん—B.A.S.S.のレジェンド「Guido Hibdon」—でも弱気になったか。
形もヘンテコだし、せめてギラギラさせないと釣れないんじゃないか…
と。
で、魚っぽい方向に無理やり持っていったくさい。
(それはそうと、、こんな感じのガリガリに痩せたバス、ときどき釣れるよねぇ)
結局このルアーも、
ちゃんと“ダブルイメージ”してる
ってことなんだな。笑
肝心のアクションは、なかなかひどいものである。
ほぼ泳がない。
普通に引いたのでは、死んだふりをしたまま、斜めになってこっちに寄ってくるだけ。
ジョイント部は「幻なんじゃないか」ってくらいに意味をなしていない(全然クネクネしない)。
それでもなんとか頑張っていると、、
全くブレることのない頭部から脚部に対して、
足先だけを激しくペラペラペラ〜と回転させながら泳ぎ出す。
なんか、漫画のキャラクターでこんな動きの人物を見たことがあるような…
いずれにせよ、使えない。
’90年代初めのルアー。
『ギドス ダブルイメージ』に対して、見かけることは少ない。
釣れ釣れ度■□□□□
ロスト度■■□□□
レア度■■■□□
「おでかけですか? レーレレのレー」度■■■■□