さてさて、我らがメイドインジャパン!
ヒノウエ『コブラ』
’80年代中頃までのルアー。
ピンとくる方もいらっしゃるだろうが、これもヨーズリ(ヨーヅリ)謹製。
魅惑の安物感に悶絶である。
元ネタは、1979年にデビューした「ACTION LURES」のコブラ。
アクションルアーズ物はずっと昔から持っていたので、「ヒノウエのコブラ」を初めて目にしたときは、
「なんじゃこりゃ?!」
「さすが国産! パクったな!」
などと思っていた。
しかし、ぼくらのバイブル『B級ルアー列伝』(Dab,2002,つり人社)によると、ちゃんとパテントを取得しているようなのだ。
これは失礼しました。。
なんだかちょっと残念だけど…笑
それにしても…
どうも匂う…
これら「コブラ」の系統は、ブッチハリスの「ファスバック」と浅からぬ関係がありそうなのだ。
要は、
「参考にしてパクリましたよ」
ということなんじゃないか…と睨んでいる。
まず、シャープな逆三角形ボディが織りなす、尋常じゃないカド(角)感。
どちらも、「カド(角)フェチ」なら、押さえておかなければならないタイプのルアーだ。
背面は、『コブラ』、「ファスバック」、ともに真っ平ら。
(『コブラ』の背は前後に山なりだが、真っ平らであることに変わりはない)
そして、「ファスバック」からちょっと遅れての登場…という、『コブラ』の販売(製造)期間。
ますます匂う。
極めつきは、アールのとり方や差し込み量は違えど、リップの形がほぼ同じ。
真相はいかに。
釣れ釣れ度■□□□□
ロスト度■■□□□
レア度■■■□□
「『信長の野望』では六角義賢を使うので毎回厳しい戦いを強いられていた」度■■■■□