裸族との出会いは他にもある。
夏季は山荘で過ごすことが多かった。
その山荘から車で30〜40分走ると、桃源郷のような場所があった。
幅1.5m程の流れに、イワナとヤマメが躍る。
※メガバス『ライブX』
この日は、釣りというより、この渓の様相を探ることが目的だった。
樹木のトンネルを抜けると、水はやや淀み、両側を葦に包まれた。
上流部にこんな場所があるとは…
夢見心地で、さらに奥へ奥へと遡る。
※この頃のモデルは、どうしても、アルミが割れる。
すると突然、
左岸の葦が開け、
生活感のある場所に出たのだ。
「まさか」の生活感、、
小規模な畑が広がり、農作業小屋が建っている。
そして、おばさんが一人、かがんで畑仕事をしていた。
間もなく、
ぼくの存在に気づいたそのおばさんは、
徐に上半身を起こしたのだが、、、
「あっ、ウシだ…乳牛だ…」
その時、ぼくはそう思った。
おばさんは、上半身に何も着けていなかったのである。
※ヤマメカラー。これくらい地味なのが一番格好いい。
そして、
全く恥じることなくぼくの方へ近づいてきて、
「釣れたか」とか「何が釣れるんだ」とか、、
しまいには世間話まで始めたのだ。
目のやり場に困る…否、
上半身にばかり目が行ってしまう。笑
ホルスタインではなく、ジャージー種だ。。
これは「農婦」タイプの裸族。
現在でも、山間部の農地を中心に、ときどき目撃情報が上がる。
※「PLUS」は、スローシンキング設定。今で言う、「サスペンド」モデルだ。
ちなみに、その渓流だが、翌年から少しずつ水量が減り、今は枯れてしまった。
釣れ釣れ度■■□□□
ロスト度■■□□□
レア度■■■■□
「細川ふみえ」度■■■□□