現在、その人気は、実際に店頭に並んでいた2000年頃よりもはるかに高い。

スプラッシュクラブ『S.C.シャッチー』
ちょっと前までは500円程度で投げ売りされていたのに、
現在では平気で2,000〜3,000円で取引されている。
なぜそこまで人気なのか?
理由を探ってみよう。

・松井氏人気
もともと『S.C.シャッチー』は、武蔵小山の(現在は河口湖町に移転)トップウォータールアー専門店「バスポンド」店主、松井友宏氏の私的なハンドメイドルアーであった。
氏は、媒体への露出も多く、その人柄からコアなファンを惹きつけている。

・意外なほど芸達者
メーカーは「ダーター系プラグ」とカテゴライズしているが、ペンシルやライブリー的なアクションもおもしろく、また軽快。
形状だけではなく、アクションも松井氏のハンドメイドルアーを踏襲していると考えるのが妥当だろう。

(話は逸れるが)そうなると、氏は「B.P.ベイト」というオリジナルブランドから多数のルアーをリリースしているが、どれもよいルアーであろうことは容易に想像がつく。
・本場モノのB級ルアーに似た雰囲気をまとっている
その大きさも相まって(当時は本当に巨大に感じた)、どう転んでも見ためはB級であり、ややもすると“バカ”。
(あっ、褒め言葉ですから!)

“シャチVSバス サーフェス・バトルの勝者はどっち⁉︎”というキャッチコピーも、
まぁまぁまぁまぁ、そういうことじゃないのはわかってるんだけど、
ド直球なのか、変化球なのか、、理解に苦しむ。
いずれにせよ、製作陣のマインドが、イケてないアメリカ人ぽくていい。
ただ、隠しきれない日本製の上品さ、繊細さ、がどうしても薫ってしまう…残念だ。笑

※しばらくぼくは「ナマズ」だと思っていた「イルカ」パターン。
・玉数がそれほど多くない
これについては「恐らく」なんだけど…
曲線で構成された、メリハリのあるボディライン。
ある意味、シャチの肉体美をうまくデフォルメしているわけだが、、

※こちらが「シャチ」パターン。
なんと驚くバルサ製。
当然、アイはワイヤー貫通式だろう。
いくらバスバブル期とはいえ、大量に生産するのは難しかったんじゃないかな。
(あと、壊れやすそうだよなぁ)

当時を象徴するようなルアーなので、今でも、今だからこそ、欲しがる人は多い。
でも、そこまで市場に出回ってない。
ゆえに、取引価格も上がっちゃう…みたいな。
う〜ん、、
スプラッシュクラブなんだけどねぇ。。

ウエイト/19.5〜23.0g
ボディ長/78〜80mm(フロントアイの付け根から尾びれの先まで)
発売年/2000年頃
当時の販売価格/2,000円くらい
ということで、『S.C.シャッチー』の人気の理由をちょろっと考えてみたけれど、
改めてよ〜く眺めてみると、
「いつの時代もこういうルアーって必要だよな」と。

※ボディの幅、高さ、も数ミリの範囲で個体差がある。
「ぼくも好きだよ」と。
単純に、そういうことなのかもしれない。
釣れ釣れ度■■□□□
ロスト度■□□□□
レア度■■■■□
「言うなれば、“前田日明VSヒト ストリート・ファイトの勝者はどっち⁉︎”と同義」度■■■■■
