それじゃあ、
「No.1 レイジーアイク」と目くそ鼻くそ…もとい、似たようなサイズ感の
ヘリン『フラットフィッシュ F7』はどうなのか?
ウエイト/3.5g
ボディ長/58mm
結論から言おう。
ポップXのほうが釣れる。
ただ、表層を泳がせると稀に太いスモールが釣れる。
まず、肝心の泳ぎ。
ロールのない、ひたすら「ウィグル、ウィグル、ウィグル…」。
体感として、これは、最上級にスモールが好むアクションなのである。
実勢価格/大体1,000円
ところが、輪をかけて潜らないので、、
ほとんどの場合、
釣りたい魚のレンジにもっていけない
という。
「より深く潜る、大きいサイズを使えばいいじゃん!?」
って、そんな単純にはいかないのだ。
浮力もやや大きくて、
そのへんをうろうろしている簡単に釣れそうな子たちにさえ、見切られてしまう始末。
そんなわけで、
使っているとお互いにいろいろストレスを抱えちゃうものだから、
いい雰囲気のときは、「おりゃあー!」って、ついつい沖に投げてしまいがち…
(全然飛ばないんだけどね。笑)
で、水面辺りを「ウィグル、ウィグル…」させていたら、
「ボコンッ」と太いスモールが出たこと複数回。
まっ、ちゃんと“いい雰囲気”のときに投げてはいるんです。
「じゃ、対ラージはどうなの?」
というと、
今、この手の大振りなアクションは、
かなり厳しい。
ハイシーズンの朝マズメ、25センチくらいの魚だったらぽろぽろ釣れないこともないけれど…
それじゃあ虚しい。
“そういう”数釣りの面でも、「No.1 レイジーアイク」のほうが優れているしね。
それに、デッドスローで巻くと、
フックハンガーのせいなのか、フロントアイに付いてる歪なワイヤーのせいなのか、
斜めったまま、すーっとこっちに来ちゃう。
少しずつ、少しずつ、速度を上げていくと、
突然、不規則に「ガタッ、ガタッ…」と泳ぎ出す。
まぁ、この“極めて偶発的なアクション”には可能性を感じなくもないけれど、、
可能性を感じながら投げるほどのものでもない。
バス釣り愛好家(ルアーが好き、を含む)からではなく、ゲームフィッシング愛好家—つまり「釣りにおけるゲーム性が好き」という極めて常識的な人たちから愛される「フラットフィッシュ」。
その歴史は古く、1930年代前半にCharles Helinによって生み出された。
それにしても、、
同じフロッグ系のカラーなのに、ここまで毛色が違うとは…
ルアーって、ホントおもしろいよなぁ!
釣れ釣れ度■■■□□
ロスト度■■□□□
レア度■■■□□
「釣りがなければ人生フラット 釣りがあるから人生フライト」度■■■■□