味も素っ気もない、大して人気もない、ルアーブランド「レイジーアイク」から、
『No.1 レイジーアイク』。
実は、これ、SUGOI BAHO BAHOなもんだから、、
これまで上げるのを躊躇していたのだ。
大もとを辿れば90年近くも前から存在しているらしい。
ルアーとしての本質を捉えている
—ということに他ならない。
例によって、流れは、、
当初、Newell Danielsなる人物が手でしこしこ削っていたローカルベイトであったが、
1940年、ハンティング用品等で有名なカウツキー社がその権利を取得して、
同ルアー、ブランド、をメジャーにした
…みたいな感じだろう(当時の記録は曖昧なようだが)。
同じ意匠で、
フライロッドで投げる用から、Spinning用、キャスティング用、そしてトローリング用まで(あくまでもメーカー推奨ね)、
もともとけっこうな数が、Size違いで、ラインアップされている。
で、個人的に『No.1 レイジーアイク』は、
もっぱら、ShoreからSpinningで使う用。
(“No.1”はSize。最小のNo.00から最大のNo.5まである)
珍奇な風貌とは裏腹に、
極めてStandard!
形的には(メーカー的にも)ミノーなんだけど、、
「ぐわんぐわんぐわん…」
と、細かいピッチで、なめらかに、連続したS字を描く
Sickなクランクと捉えている。
ぼくがSecretにしたところで別に何てことはないんだけど、笑
こういう動きのクランクって、Smallmouth・バスになぜかよく効く。
だから、長い間、誰にも知られないようにこそこそと投げてきた。
浮上の仕方もミソ。
Solidな物体がそうっと、じんわり、浮上するとき、
それまで全く喰い気のなかったようなやつが、
突然、ガブガブ〜ってすることが間々あって。。
ここ数年、とある河川のStagnantなテトラ帯に初心者を案内することが多く、
(これが、今回、『No.1 レイジーアイク』上げた—Secretを解いた—理由である)
「とにかく釣ってほしい!」
なおかつ「ハードルアーのおもしろさを知ってほしい!」
なんてときは、大体『No.1 レイジーアイク』を頼りにするんです。
ハイシーズン、水が濁っていなければ、下手なワームを投げるよりもずうっとずっと堅いので。
当然潜らないんだけど、
Shallowをうろうろしている魚をSightでも拾っていけちゃう。
あとは、ボディが微かにロールするだけのデッド・Slowで巻くのもSly。
今とは状況が違うけど、、
利根川水系において二桁釣果を何度も叩き出した
Sadisticな釣力をもつルアーなんです。
以上、
あまりにもいろいろと“S”なものだから、
Signature的に模様も「S、S、S、S…」にしたに違いない
という話。。
ウエイト/4.0g
ボディ長/50mm
実勢価格/数百円〜1,000円程度
なんだか、見ためしょっぼいルアーなのに、オーラを纏っているように見えてきたでしょ。笑
釣れ釣れ度■■■□□(まぁ、、釣れるサイズがねぇ)
ロスト度■■□□□
レア度■■■□□(最近見かけないからちょっと心配)
「Sマニア」度■■■■■