これも深く潜る。
最新のクランクやガレージメーカーのクランクはあまり使ったことがないけれど、
『マッドペッパーマグナム』こそ、
ディープクランクの最高傑作であり、
“heritage”なのだ。
出会いは中学生の頃。
この頃の印旛沼は、すでに、
「ディープクランクを適当に巻いていれば釣れる」
という状況ではなかったけれど、
ぼくらのボックスには、必ず、『マッドペッパーマグナム』が入っていた。
陸っぱりしかしないのに…笑
でも、陸っぱりであっても、ハードボトムを小突いているとかなりの確率で釣れた。
何より、
(釣れなくても)
『マッドペッパーマグナム』を投げながら、
「林圭一って人がね…」
「イマエって人がね…」
と仲間うちで話しているのが最高に楽しかった。
全ての面で平均点を大きく上回るパフォーマンスは、
トーナメントシーンでの圧倒的な釣果が物語っている。
まさに、ルアー界の「メルセデス・ベンツ」なのである。
ぼくは、おじさんになった今でも、
『マッドペッパーマグナム』を眺めていると、
胸がキュンとする。
懐かしくて、幸せで、どこかさびしい、、
不思議な感情に包まれるのだ。
このルアーは、
“甘酸っぱい青春の思い出”
そのもの。。
だから、
もう全く使わないし、コレクタブルでもないけれど、
ずっと大切にしている。
釣れ釣れ度■■■□□
ロスト度■■□□□
レア度■□□□□
「それでもベクトロンが好き」度■■■■■