【SOLD】
濱田禎二氏がデザイン…というか、“一から作った”ルアー。
ジャッカル『ハマクル』
聞くところによると、
「濱田狂ってる」
がルアー名の由来だという。
“プロの”バス釣り愛好家ということもあって、
単純に氏の頭がおかしい—
的なことではなく、
一ミリたりとも手を抜くことなく作られたルアーであること、
また、そこに至るまでの、狂気にも似た氏の熱意や姿勢を指して、
「狂ってる」と評された—
と信じたい。
何かに狂うのは、
法を犯したり生活が破綻したりしない限り、
全然いいと思う。
それどころか、往々にして格好よくも映る。
男子たるもの憧れないはずがない。
そういう人って、年齢に関係なく、輝いているでしょ。
釣りにしても、
まぁ、決して格好いいとは言えないけれど、、
素敵じゃん。
ただ、それをルアー名にしてしまうところがイタい。
こういうところなんだよなぁ
バス釣り愛好家の頭がおかしい 釣りが白い目で見られるのは。。
ウエイト/7.5g
ボディ長/約75mm
価格/1,760円
2000年代のはじめにリリースされたルアー。
当初は人気で品薄状態だったんだけど、、
すぐに化けの皮が剥がれた。
これ、、けっこうな速さで巻かないと、うねうねうね〜って泳がない。
「いや、うねうねさせなくてもいいでしょ」
と思ったあなた!
絶対釣り上手ですね。
僭越ながらぼくもそう思いましたもの。。
ノー感じでスーッとさせたらすごいんじゃないか、
って。
ところが、結局、速く巻かないとダメ…姿勢が悪い。
基本的に、嘘くさい姿勢なのだ。
だから、“そういう”釣りが成立しない。
例えば、ゆっくり、よく釣れる(とぼくが思っている)スピードで巻くと、、
斜める。
微か〜にお尻をぴりぴりと震わせるか、
スーッとこっちに来るか、
なんだけど、
どちらにしても斜めったまま。
デッドスロー時の『ハマクル』なんて、水面を漂うゴミだ。
(ある程度グリグリグリっと巻いて喰ってくれるんだったらそれでいいんだけど)
極めて使い難い。
あと、よく言われるのは、
「『ハマクル』はあまりアピールしない」
ということ。
そのへんの愛好家が言うことは全く当てにならないけれど、、
要はリップがない分、
圧が抜けるので、
アピールしない=“弱い”ってことは確か。
そしてその“弱さ”は、本来、強力な武器であるはずなのに…
まともに泳がないのだからしょうがない。
リップって偉大だよなぁ。。今更ながら。笑
※最近のルアーに見慣れてしまったせいか、驚くほど小さく感じる。しかしながら、極めて真っ当なサイズである。このサイズ感が当時のトレンド。
本個体は二代目で、
最初に購入したものは、
2001年だったか、2002年だったか、、
野池で出会った少年にあげてしまった。
ちなみに濱田氏は『ゾーイ』の生みの親でもあるので、やっぱり狂ってるし、めちゃくちゃ素敵じゃん。
釣れ釣れ度■□□□□
ロスト度■■■□□
レア度■■□□□
「くーるー きっとくる」度■□□□□