今回は大好きなギルモアから…
と言いたいところなんだけど、
これはもう、、
ギルモアじゃあないよなぁ。。
ボディは間違いなくノーマンルアーズ時代の『ラージジャンパー』なんだけど…
そう、ペラが違う。
ペラは、ポー(『エースインザホール』)のペラ。
ダブルスイッシャーにとって、ペラってアイデンティティじゃないですか。
だからこのルアーは、もはや『エースインザホール』そのもののような。。
実はこれ、セコハンどころかサードハン—否、それ以上かもしれない。
我が家に来たときからこの状態で、
それを大事に補修、メンテナンス、しながら使っている。
(いいルアーなんだもん…)
誰がやったか知らないけれど、
絶対にこのボディじゃなきゃ嫌で、
絶対にこのペラじゃなきゃ嫌だったのだろう。
そういうの、、いいよね。。
ってことで、
“バス釣り愛好家の変態性が生み出した奇跡”
を紹介したい。
※黄金比。この状態でポパイで売られていたような気さえする。
ニコイチにすることの意義は、
—たまたまかもしれないけれど—
ビッタビタの水平浮きになること。
ズバリ、このルアーは、
ダブルスイッシャーではなく、
前後ツインペラのフローティングバズベイトである。
パーツ(ペラ及びヒートン、カップワッシャー)取りに使用したであろう『エースインザホール700』については、『Rod and Reel 特別編集 実績バスルアーOVER1000』(小林孝延,2001,地球丸)の中で、
“〜先端が丸くなっているので、音は軽やかな(中略)ソフトにやりたい状況に向いている(深)”
と書かれている。
まず、「先端が丸い=音が軽やか」は誤りである。
形状からそのような印象を受けがちではあるが、サウンドを決めるのはペラの材質であったり、アールのとり方であったり、穴であったり、、と、数多の要素が複雑に絡み合う。
至極当然だ。
事実、『エースインザホール』のサウンドは、うるさく、ノイジーな部類である。
そして、“ソフトにやりたい状況に向いている”ということもない(個人的には全くない)。
確かに、超低速域からも気もちよく回るし、間間釣れる。
ただ、ソフトにやりたい(そもそも“ソフトにやりたい”って何だ??)状況であれば、ぼくは他のルアーを選択する。
良くも悪くも『Large Jumper × ACE-IN-THE-HOLE』じゃ、どうしたって、強く、大味だから。笑
特筆すべきは、
中速度から高速度における
「ボロボロボロ…」「ブシャブシャブシャ…」と巻いたときの
バイト誘発力。
ゆえに、ハードにやりたい状況に向いている。
エリアを効率よくサーチし、やる気のある魚を拾っていきたい。
せっかくなので、ルアーの特性を生かして、一瞬止めたり、緩急をつけたり。
(ぼくはやらないけれど)
首振りは…
野暮ったいことは言うまい。
ウエイト/19.5g
ボディ長/約102mm(金属パーツを除く)
glitterまみれ(ラメラメ)のノーマンらしいカラー。
カラーコードは不明だけれど、ノーマン流にいくなら「Black/Blue Fleck」か。
釣れ釣れ度■■■□□
ロスト度■□□□□
レア度ー
「二兎を追う者だけが二兎を得る」度■■■■■