昔、横浜のペットショップで、外国から連れてこられたであろうコウモリが売られていた。
ぼくはコウモリに対して、
捕まえてしばらく飼っていたくらい(もう時効だろう)
思い入れがある。
当然、他の生きものには目もくれず、ケージの中のコウモリをじっと眺めていた。
翼をマント状に体に巻きつけ、逆さまにぶら下がるコウモリ。
おとなしく休んでいる様子だったのだが…
ここで事件は起きた。
突然、翼をバッと広げたコウモリの下腹部から、
おち◯ちんが「にゅ〜」っと垂れ下がってきたのだ。
ちょうど、
太い“ところてん”を真下に向かって押し出した
みたいに。
見る限り柔らかい状態で、
「にゅるにゅる」
「びろびろびろ」
と。
否、“伸びた”と表現すべきか…
※ボディ造型に対する力の入り具合とは対照的に、ウイングは簡素なものが付く。
とにかく、コウモリの口もとまで、
けっこうな速さで、
15センチほど、
おち◯ちんが垂れ下がってきたのだった。
恐怖、衝撃、さまざまな感情が入り混じり唖然とするぼく。
同時に、“おそらくは貴重な瞬間”に出会った嬉しさに、半ば高揚気味でもあった。笑
しかし次の瞬間、さらなる驚愕の展開に、ぼくは倒れそうになる。
なんとそのコウモリは、垂れ下がってきたおち◯ちんの先をパクッと咥えたのだ。
そうして、
そのまま先っちょを「チュパチュパ」しゃぶったかと思うと、
(時間にして2〜3秒だったと思う)
おち◯ちんは「しゅるしゅる」と、またけっこうな速さで縮み、元の位置に戻った。
コウモリは、律儀に、ぼくに対して一連の動作・行為を見せつけた後、再び翼を体に巻きつけた。
店を後にしてすぐ、
そしてその後何年にも渡って、
ぼくはありとあらゆる友人、知人、にこの話をした。
しかし、“ネタ”だと思われるのか、「まともに受け取ってもらえた」と感じたことはほぼない。
当時は情報もなく、
上記の動作・行為について“純粋に、心から、知りたかった”ぼくは、
地域の自然博物館に質問をした。
しかし、そこの学芸員ですら、
「本当ですか?笑」
「分かりませんねぇ。笑」
と、真剣に取り合ってはくれなかった。
ちなみに現在では、ぼくが目にしたコウモリの動作・行為に“近いと思われる”情報をネットから拾うことができる。
一般的な事象ではないし、学術的な信頼性も低いであろうが、“自慰行為である”としているものが多い。
どこからどう見ても、ぼくには掃除しているようにしか見えなかったのだが…。
サベージギア『3D バットクローラー』
ウエイト/55.0g
ボディ長/123mm
実勢価格/2,500〜4,000円
本物を剥製にしたルアーでも出ない限り、最もリアルなコウモリルアーなのではないだろうか。
まぁ、コウモリをモチーフにしたルアー自体、極めて少ないのだが…笑
(日本人にとって馴染み深いコウモリのサイズ感は、圧倒的に、バス・ダスの『BAD TRICK』である!)
こういうタイプのルアーは、往々にして一時的なものであり、すでに製造されていない可能性がある。
※後ろ足の表現が生々しくておもしろい。ぼくが捕まえたコウモリの足は、普通に黒っぽいというか、焦茶色だった気がする。下腹部の伸び縮みギミックは、ない。
少なくとも、現在、日本には入ってきていないようだ。
(ひとまわり小さいサイズのものは買えるっぽい)
アクションは「ダッパン、ダッパン…」という大味なクロール。
低速域でのレスポンスはよろしくないが、一旦泳ぎ出してしまえば、使えなくもない。
※この程度のアクションで“W受賞”とは…。ショーの価値を疑う。
ラトルサウンドも、このルアーの一つの“売り”なのだろうか…やたらと耳障りである。
肩の張り出し具合、極端な“いかり肩”、がずっと気もち悪くてしかたなかったのだが、、
これはこれで、着水後、ウイングが確実に開くことに一役買っている。
見ためのみが注目されがちな『3D バットクローラー』。
その実、機能性にもとことんこだわって、つくり込まれた秀作なのかもしれない。
(ウイングをぐっと広げてやると化けるかな? やらないけど…笑)
釣れ釣れ度■□□□□
ロスト度■□□□□
レア度■■■□□
「人間比率 80センチ」度■■■■■