SAVAGE GEAR/3D BAT CRAWLER 125

昔、横浜のペットショップで、外国から連れてこられたであろうコウモリが売られていた。

 

 

ぼくはコウモリに対して、

 

捕まえてしばらく飼っていたくらい(もう時効だろう)

 

思い入れがある。

 

 

当然、他の生きものには目もくれず、ケージの中のコウモリをじっと眺めていた。

 

 

 

翼をマント状に体に巻きつけ、逆さまにぶら下がるコウモリ。

 

 

おとなしく休んでいる様子だったのだが…

 

 

ここで事件は起きた。

 

 

突然、翼をバッと広げたコウモリの下腹部から、

 

おち◯ちんが「にゅ〜」っと垂れ下がってきたのだ。

 

 

ちょうど、

 

太い“ところてん”を真下に向かって押し出した

 

みたいに。

 

 

見る限り柔らかい状態で、

 

「にゅるにゅる」

 

「びろびろびろ」

 

と。

 

 

否、“伸びた”と表現すべきか…

 

ボディ造型に対する力の入り具合とは対照的に、ウイングは簡素なものが付く。

 

 

 

とにかく、コウモリの口もとまで、

 

けっこうな速さで、

 

15センチほど

 

おち◯ちんが垂れ下がってきたのだった。

 

 

 

恐怖、衝撃、さまざまな感情が入り混じり唖然とするぼく。

 

 

同時に、“おそらくは貴重な瞬間”に出会った嬉しさに、半ば高揚気味でもあった。笑

 

 

しかし次の瞬間、さらなる驚愕の展開に、ぼくは倒れそうになる。

 

 

 

なんとそのコウモリは、垂れ下がってきたおち◯ちんの先をパクッと咥えたのだ。

 

 

そうして、

 

そのまま先っちょを「チュパチュパ」しゃぶったかと思うと、

 

(時間にして2〜3秒だったと思う)

 

おち◯ちんは「しゅるしゅる」と、またけっこうな速さで縮み、元の位置に戻った。

 

 

コウモリは、律儀に、ぼくに対して一連の動作・行為を見せつけた後、再び翼を体に巻きつけた。

 

 

 

店を後にしてすぐ、

 

そしてその後何年にも渡って、

 

ぼくはありとあらゆる友人、知人、にこの話をした。

 

 

しかし、“ネタ”だと思われるのか、「まともに受け取ってもらえた」と感じたことはほぼない。

 

 

当時は情報もなく、

 

上記の動作・行為について“純粋に、心から、知りたかった”ぼくは、

 

地域の自然博物館に質問をした。

 

 

しかし、そこの学芸員ですら、

 

「本当ですか?笑」

 

「分かりませんねぇ。笑」

 

と、真剣に取り合ってはくれなかった。

 

 

 

ちなみに現在では、ぼくが目にしたコウモリの動作・行為に“近いと思われる”情報をネットから拾うことができる。

 

 

一般的な事象ではないし、学術的な信頼性も低いであろうが、“自慰行為である”としているものが多い。

 

 

 

どこからどう見ても、ぼくには掃除しているようにしか見えなかったのだが…。

 

 

 

サベージギア『3D バットクローラー』

 

ウエイト/55.0g

ボディ長/123mm

実勢価格/2,500〜4,000円

 

 

 

本物を剥製にしたルアーでも出ない限り、最もリアルなコウモリルアーなのではないだろうか。

 

 

まぁ、コウモリをモチーフにしたルアー自体、極めて少ないのだが…笑

 

 

(日本人にとって馴染み深いコウモリのサイズ感は、圧倒的に、バス・ダスの『BAD TRICK』である!)

 

 

 

こういうタイプのルアーは、往々にして一時的なものであり、すでに製造されていない可能性がある。

 

後ろ足の表現が生々しくておもしろい。ぼくが捕まえたコウモリの足は、普通に黒っぽいというか、焦茶色だった気がする。下腹部の伸び縮みギミックは、ない。

 

 

 

少なくとも、現在、日本には入ってきていないようだ。

 

 

(ひとまわり小さいサイズのものは買えるっぽい)

 

 

 

アクションは「ダッパン、ダッパン…」という大味なクロール。

 

 

低速域でのレスポンスはよろしくないが、一旦泳ぎ出してしまえば、使えなくもない。

 

この程度のアクションで“W受賞”とは…。ショーの価値を疑う。

 

 

 

ラトルサウンドも、このルアーの一つの“売り”なのだろうか…やたらと耳障りである。

 

 

肩の張り出し具合、極端な“いかり肩”、がずっと気もち悪くてしかたなかったのだが、、

 

 

これはこれで、着水後、ウイングが確実に開くことに一役買っている。

 

 

 

見ためのみが注目されがちな『3D バットクローラー』。

 

 

その実、機能性にもとことんこだわって、つくり込まれた秀作なのかもしれない。

 

 

(ウイングをぐっと広げてやると化けるかな? やらないけど…笑)

 

 

 

釣れ釣れ度■□□□□

ロスト度■□□□□

レア度■■■□□

「人間比率 80センチ」度■■■■■

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