小さなルアーは、時として、大きなバスに大変有効である。
が、‘ギルラ’はこの限りではない(ように感じる)。
その名が示す通り、ギルにいい。
というか、ほとんどギルしか釣れない(たまに小バス)。
もっとも、‘ギルラ’をきちんと扱えるようなタックルでは、いいサイズのバスを獲ることはなかなかできない。
ロッドは張りがあってもなんとかなるけれど、ラインは…4lbでは太過ぎる。
細いライン(2lb程度)とトラウトロッドの組み合わせで、ちょこちょこ、くるくる、とよく動かせる。
(そう、お気づきの方もいらっしゃると思うが、管釣りだとけっこう強いルアー。)
意外と繊細な竿さばきを要するのでおもしろい。
しかし、残念ながら、ギルを釣るためにはそんなテクニックは必要ない。
ギルを見つけてそこに投げてやれば、着水と同時に、パシャっと出る(ことがある)。
いや、そういう時は、そもそも、別に、‘ギルラ’じゃなくてもいい。
マス針に小枝でもつけて投げてやればいい。
かわいいので、タックルボックスに入れておくと、目に入ったときに心和む。
そんなルアー。
釣れ釣れ度■□□□□
ロスト度■□□□□
レア度■■□□□
「山椒は小粒でもぴりりと辛くない」度■■■□□