ニッチな市場ではあるが、こういうしもぶくれスタイルのペンシルベイトって、いつの時代も一定数存在している。
バグリー『007JR』
「JR」はジュニアの意。
つまり小さいほう。
スカジットの「ヤーガラ」しかり、ズイールの「ウォータースネーク」しかり、
よく飛んで、
ただ巻きでも泳ぎ、
ロッドワークによって機敏にアクションする、、
などと評されている。
どうやらこのあたりが、特異なスタイリングをまとっている理由のようだ。
ところがこの『007JR』は、
そんなによく飛ばないし(おそらくノーウエイトの、ほぼ水平浮き)、
ただ巻きでは気絶したままこっちに寄ってくるだけだし、
動くことは動くけれど“機敏”というタイプではない。
(まっ、全然釣れなくはないし、この個体でも何本か釣っている。要は使い方)
でも、そんなことはどうでもいい。
だって、格好のよさでは抜きん出ているのだから。
「007」シリーズの歴史は深く、1970年頃にはすでにバグリーのラインアップに名を連ねていたようなのだ。
しもぶくれスタイルの開祖である。
その後、廃番、復刻(若干の形状の変更)を繰り返し現在に至る。
ジュニアサイズは、ペラ付きモデルとともに、日本オリジナル。
バグリーらしい、いい色だ。
釣れ釣れ度■■■□□
ロスト度■□□□□
レア度■■■□□
「でも土屋太鳳はかわいい」度■■■■□