Basskerville/Jack-O Popper ②

間もなくしてバスカヴィルのルアーが容易に手に入らなくなってしまったことは、(残念だけれど)至極当然なことだと思う…

 

今回はそういう話。

 

 

最近は落ち着いているようだが、一時期はプレ価格でも秒殺だった。

 

 

『ジャックオーポッパー』

 

前回のものと一緒に購入したお花柄(Cosmos)。

 

 

まずは、道具として大事なところから。

 

 

とにかく堅牢。

 

普通に使っていて、割れたり、塗装が浮いたりするなんてことは皆無。

 

 

「トップウォータージャンキー」ほどではないにしろ、けっこう硬い…

 

それなのに、ものすご〜く軽快に泳ぐ。

 

(コーティングが薄くても動かないルアーはあるけれど、コーディングが厚いルアーはほぼ動かない)

 

ルアーを作った経験のある方ならお分かりいただけるだろうが、このあたりの両立はなかなか難しいはずである。

 

どこぞのハンドメイドルアーとは大違いだ。笑

 

 

テクニシャン杉森祐介の意志は、見た目にも遺憾なく発揮される。

 

 

ハンドカービングへのこだわり。

 

ブラシワークによるペイント。

 

 

これだけたくさんのお花を描いているのに、メルヘンチックにならないところもすごい。

 

芸術的であることの証だろう。

 

 

氏は、ルアービルダーの中でも稀有なセンスの持ち主である。

 

 

極めつきは、安価であること。

 

さすがに値上げはしたようだが、当時は5,000円くらいだったと記憶している。

 

 

 

インディーズ系ルアーブランドからさらに独立した存在というか、ひとつ上のステージで活躍してきた「バスカヴィル」。

 

現在はルアーの製作を休止しているようだが、廃業したわけではないのでご安心を。

 

 

そうかな、そうかな、と思っていたブランド名は、

やはりコナン・ドイルの小説『バスカヴィル家の犬』(シャーロック・ホームズシリーズ)からとったのだという。

 

この話、おもしろいっちゃおもしろいけれど、ちょっと…というよりだいぶ陰惨。笑

 

 

 

ちなみに今回の個体(お花柄のほう)、、

 

アクションがなんか違う

 

 

好きな感じじゃない。

 

 

結局、ハンドカービングだけあって、一つひとつの形状—つまり性格—が異なるのだ。

 

 

まっ、これも「ミステリー」ということにしておこう。

 

 

 

釣れ釣れ度■■■□□

ロスト度■□□□□

レア度■■■■□

「魔犬」度■□□□□

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