STRIKE KING/DIAMOND SHAD

アサヒビール本社の金のオブジェが「タドフライ」にしか見えない

 

 

…そういうのって、けっこうあると思う。

 

 

CHANELのキルティングモチーフ・マトラッセを彷彿とさせる

 

ストライキング(ストライク・キング)『ダイヤモンドシャッド』

 

 

無骨で繊細。

 

 

相反するニュアンスを絶妙に落とし込んだ。

 

 

「ひょっとしたらシャネルが真似をしたんじゃないか…」とさえ思ってしまう。

 

(ストライキング社の創業は1960年代なので、それはない。念のため)

 

 

格子状のモコモコ。

 

 

たったそれだけなのに、バスルアーとしては最高に格好いい部類だ。

 

 

 

そうそう、、ずっと気になっていたことが一つある。

 

 

鼻先から二つ目だけ、モコモコがなくて、フラットになっているのだ。

 

 

成型上の都合で生じるフラットスポットなのかもしれないが、

「もともとはここを目にするつもりだったクサイ」

と勝手に想像を膨らませている。笑

 

 

だって、平らな方が、ペイントなり、プリントなり、絶対やりやすいでしょ。

 

こんな感じで、シマノの「マイトム」みたいな菱形の目が付いていたら、それはそれでクールだ!

 

 

ところで『ダイヤモンドシャッド』は、間もなくして背びれがなくなるという不思議な変態を経て、未だに健在のようなのだ。

 

 

でもね、ちょっと調べたら、全くの別物。

 

 

安っぽいカラーリングに、樹脂製の死んだ目が付き、

さらには格子状のモコモコも、とても「マトラッセ」と呼べるような代物ではなくなってしまっていた。

 

 

かつての輝きは何処へ。

 

 

(今、中古ショップで200〜300円。でも、当時もワゴンセール)

 

 

 

釣れ釣れ度■■□□□

ロスト度■■■■□

レア度■■■■□

「どこがシャネル? ここシャネル」度■■□□□

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