釣りに関する情報ほど、適当なものはない。
(このブログも…自覚はあります…はい。。笑)
釣具屋の店員の言うことは、まず信じられないし、
雑誌等に書かれていることも、嘘とは言わないけれど、まぁーいい加減である。
(昔は本当に酷かった)
例えば、そう、釣り場の情報。
紹介される頃には、すでに“終わってる”ことが多い。
まっ、長らく釣りをしている者であれば、自分だけの釣り場をもっているので、そこと比較、関連付け、しながら読むものなのだが。。
ルアーの紹介記事も然り。
大して動かないルアーが、とてもよく動くルアーになっていて、
あまり釣れないルアーが、ものすごく釣れるルアーになっている。
(もちろん、その逆もある)
特に国産トップウォータープラグの世界はとんでもない。
「ザウルス」なんて 裏で何かしらの大きな力が働いているとしか思えない。
それともファナティックな愛好家が記事を書いているのだろうか(←これなら許せてしまう自分がいる・笑)。
その傾向は「ハトリーズ」にも見える。
風貌は最高。
でも、アクションは…
釣り雑誌等で絶賛されまくっているような美しいものではなく、
クセの塊だ。
モデルによって動く、動かない、が顕著であり、
動かない(動かせない)ものは、断固として動かない。(注1)
前置きが長くなったが、これが今回のルアーの話につながる。
『インナーハンド WB』
はじまりは’80年代に販売されたウッド製のスペシャルモデル。
このルアーも方方で、“最高傑作”だの、“意のままに操ることができる”だのと、もてはやされているのだが…
真実である。
ものすご〜く、よく動く。
この点、ハトリーズの最高傑作というのも頷ける。
各メディアの評価通り、という稀有な存在なのだ。
ただし、言うほど釣れるルアーではない。
確かに、
Water Beetle(ゲンゴロウとかミズスマシ)よろしく、
スイスイ…クルクル…
と水面を極めて軽快に滑るのだが、
如何せん抵抗が小さすぎる。
もう、
スイスイ…を通り越して、
トゥルットゥル。
しっかり水を掴んでくれない。
ひょっとしたら、本当に虫程度にしか水を押していないのかもしれない。
(少なくとも、ゲンゴロウの方がよっぽど水に絡んでる)
バスからしてみたら、「ザ・ニセモノ」だ。
しかしながら(ということはつまり)、
ルアーとしては、ある意味、極致に在るわけで、
これで釣るために、ひとつは持っていなければならない。
そういうルアーなのである。。
2000年春に登場して、すぐ購入したプラスチック版。
1,500円くらい。
釣れ釣れ度■■□□□
ロスト度■□□□□
レア度■■□□□
「忖度」度■■■■□
(注1)だから楽しいのである。