今日も眼が冴えて眠れない…。
そういえば、バットの形をしたルアーを持っていたなぁ
そう思って、クローゼットを探したら出てきた。
「清原」だ…。
幼い頃、西武ライオンズはものすごい人気だった。
監督 森祇晶
石毛、秋山、清原、田尾、伊東、辻…
渡辺久信、東尾、工藤、松沼兄弟、郭泰源…
名前が勝手にすらすらと出てくる。
まさに黄金期。
父に連れられ球場に足を運んだのだが、選手を乗せたバスはカーテンを閉めきり、押し寄せた大勢のファンに無言のまま。
幼心に「すぐれたビジネス感覚」というものを身を以て感じた。
しかし、である。
一人だけカーテンを開け、ファンに手を振った選手がいたのである。
それが清原和博だった。
それだけではない。
バスから5m程の位置で、泣きそうな顔で手を振るぼくを見つけるなり、降りてきて、頭をぐしゃぐしゃと撫でてくれたのだ。
だから、ぼくにとって、清原はそんな人なのだ。
釣れ釣れ度ー
ロスト度ー
レア度ー
「あの頃はまだ“黒光り”していなかった」度■■■■■