ちびっ子が「5001C」…そりゃ、難儀する。
見かねた大叔父が、すぐにこれをくれた。
『アブマチック 160』
この仕様は、’70年代の中頃(1974〜76年?)に製造された最終モデル。
もらったときは、製造が終了してから10年以上経っているのに、新品の状態だった。
いわゆる、
トラブルが少なくて、
誰にでも簡単に扱うことができる、
スピンキャスト(クローズドフェイス)リール。
ところが、ぼく、これをほとんど使っていない。
アメリカのお子様用リールみたいな印象があって、その当時すでに、格好悪いと思っていたのだ。
それに、アングラーがいくら頑張っても、ラインの太さとかルアーウエイトによっては、けっこう頻繁にトラブる(←ベイトなら、ここが、どうにかなる)。
極めつきは、使い心地の悪さ。
酔いそうなくらいゆるいのだ。
「5001C」がドイツ車なら、「アブマチック」は一昔前のアメ車。
ふわふわしていて、ハンドルを切っても曲がらない…否、
巻いても巻いても、ルアーがこっちに来ない。
「投げやすい」といっても、その独特の感触は、イマイチ理解できなかった。
そのうち、4度も釣行すれば、さすがの子どもでも「5001C」に慣れてくるわけで。。
一方、僅かではあるが、おもしろさもある。
べのんべのんのロッドとの相性は抜群。
独特の世界観はクセになる(かもしれない)。
ごく稀に必要になる“ボウ&アロー”は、スピンキャストリールの独壇場だ。
まぁ、だからと言って、最新のスピンキャストリールを買おうとは思わない。
ちなみに、現在のレートだと、下手すると「5001C」よりも高価である。
釣れ釣れ度ー
ロスト度ー
レア度■■■□□
「持ち物:エチケット袋 2枚」度■■■□□