昔、「ルーニーフロッグ」というルアーが欲しかった(今でもちょっと欲しい)。
人間の足みたいなのが生えた、珍妙な、カエルっぽいルアーだ。
なんと、「ルーニーフロッグ」は、ヘドン初の合成樹脂製ルアー。
しかし、素材の“ピラリン”は、
粘りがないので脆く(ぶつけると粉々に砕けるらしい)、
その上価格が高い、
という…
まぁ、はっきり言って使いものにならなかったのだ。
そのため、製造販売期間は、1927〜31年のわずか5年。
1932年にはカタログ落ち、というシロモノだった。
その後ヘドンからリバイバルされていないところをみると、
そもそも素材云々より、
“アクションに問題があった(つまり単純に釣れない)”
とぼくは睨んでいるのだが…。
そんな「ルーニーフロッグ」が、
70年以上の時を経て、
(ちゃんと“使える”ルアーになって)
現代に蘇った。
アウトラインベイツ『ブロウニー』
4,980円
「アウトラインベイツ」は、“オールドメモリーズ”と“サミーズデザイン”の共同開発によるルアーブランド。
加藤さんの薦めで、’08年の発売と同時に購入した。
実は、今までに、一度しか投げていない。
だって、あまりにもよく動く、普通のルアーだったから…笑
したがって、当然、魚は釣っていない。
しっかりと水を攪拌するウォブリングが魅力的だ。
かなりおもしろい。
多分絶対釣れるルアーである。
でも、「釣れる釣れない」は、それほど気にならない。
ぼくは、
このルアーの雰囲気や格好、
“肉感的な脚”が、
すご〜く好きなのだ。
釣れ釣れ度ー
ロスト度■□□□□
レア度■■■□□
「ナマ足魅惑のマーメイ」度■■■■□