個人的には超大物(笑)
「A. D. Manufacturing」の『トッパー』。
何がすごいって、
六感をビンビン刺激してくるのだ。
ルアー感
おもちゃ感
チープ感
質感
臭い
表情…
全部好きすぎて、倒れそうなくらい。
確認できる限り、
1950年代には、
“バイユーブギツインズ”の一人として存在していた。
“ツインズ”のもう一人は、、そう、
みんな知ってる
バイブレーションプラグの「バイユーブギ(Bayou Boogie UNDERWATER)」。
もっとも、そちらは、1930年代から製造されていたようだ。
「バイユーブギ」は、
メーカーを(多分)「A. D. MFG. Co.」→「ホッパーストッパー」→「ヘドン」と渡り歩き、
現代まで生き残ってきたのだから、とんでもないご長寿ルアーである。
(その割に、使っている人を見たことがない…)
さて、今回は、『トッパー』。
短命。
誰も知らない。
「ホッパーストッパー」時代までは辛うじて生き残っていたのかもしれないけれど…
かなり早期に絶滅した。
そういう意味でも、刹那的で、浪漫を感じる。
泳ぎは、基本、狂ってる。
斜め45度に浮き、そこから、ダイブしながらのアクション。
ほんの少しの飛沫、泡、を発しながら、体を寝かせる。
しかし、連続したアクションは苦手。
ひたすら同じ方向に体を寝かせるので、首は振らない。
でも、大好きだから、「まともに泳がない」なんて決して言わない。
きっと、狂った魚を演出しているのだ。
ところが、ただスローに引いたとき、
稀に、
魅惑的な泳ぎを見せることがある。
突然、
プロップをくるくる回しながら、ふらふら〜ふらふら〜っと泳ぎはじめるのだ。
夢か現か幻か。。
いろいろと、、実体を捉え、理解することが困難なルアーである。
釣れ釣れ度■□□□□
ロスト度■□□□□
レア度■■■■■
「実在が疑問視される」度■□□□□