ときどき登場するバス釣りの師匠「H氏」。
そのH氏が、
「いらないからあげるよ」と。
「あんまし良くなかった」とかなんとか。。
ティファの「フィリップバナナ」ブランドからリリースされていた『ペンシルパップ』。
最初にH氏にそんなこと言われちゃったもんだから、ぼくも、しばらくは、あまりいい印象をもっていなかった。
カップの形状を見た感じ、、
つかんだ水をうまく流すことができず、ボディが不自然に傾いてしまうんじゃないか…
と。
使ってもいないのに。。⤵︎
ところが、実際に使ってみると、思いのほかいい。
というか、かなり「釣れる」ルアーだった。
極端に深い喫水（垂直浮きで、水に触れていないのはカップの内側くらいなもの）。
これには、「お椀型のカップ」と「細長いボディ」が不可欠なのだ。
ゆったり水をかき混ぜるようにして首を振り、
甘〜いポップ音を発する。
絶妙なバランスである。。
（早引きもいいらしいのだが、ぼくはやったことがない。）
バスの乗りもいい。
なぜなら、
極端に深い喫水→ロングキャストするとルアーがどこにあるのかよく分からない→バスが出たときに「びっくり合わせ」しなくてすむ、、
から。笑
「細身のボディ」や「喫水の深さ」、「スローなアクション」、の恩恵ももちろんあるのだろうけれど、
ぼくには、本っ当〜に、上記が大きい。
ミノーライクなので、
「トップに出ない魚を拾うことができる」という評価も頷ける。
原型を手がけたのは「鈴木知司」氏。
そりゃ、いいルアーなわけだ。
おもしろいのは、ウッドと見せかけて、ボディの素材がプラであること。
実力しかり、存在しかり、、
なんか色々と隠したがるルアーだな…。笑
当時の定価1,700円。
塗りも色味も、センスよく、味がある。
釣れ釣れ度■■■□□
ロスト度■□□□□
レア度■■■□□
「気配の正体」度■■■□□
