なんでこんなの持ってるんだシリーズ その37
10年以上前のことだろうか。
ネットで釣り道具を購入した際、
「ほんの気もち程度ですが、おまけをお付けします」
とのメッセージが先方から届いた。
そうして到着した“ほんの気もち程度のおまけ”が、コレだ。
エム・ア・プラン（発売元サンライク） LURE COLLECTIONS “Moomin Series”『スナフキン』
ぼくは「ムーミン」に興味がない。
全くない、と言ってもいいだろう。
だからこのルアーも、後生大事にとっておいているわけではなくて、ほったらかし。
その結果の未開封。笑
そんなわけで、
「ムーミン」に登場する主要なキャラクターの名前くらいは分かるが、
物語の内容や背景、作者、について、ほとんど何も知らない。
（調べればいいのだろうけれど、それすらめんどくさいので、以下、そのままつらつらと書き進める）
ムーミンは、フィンランドに棲息している妖怪だか妖精だか…そんなものだろう。
特にこの『スナフキン』…
“人間の姿かたちをしている”という点で、より恐ろしいモノであることは容易に想像できる。
裏面の説明書きを読んでみよう。
「ツー、カックン、カックン」（！！）
これはおっかない。
想像してみてほしい。
人間の形をしたモノが、
「ツー、カックン、カックン」
…ホラーである。
2,000年頃のルアーだったかなぁ。
時はバスバブル崩壊の真っ只中。
ムーミンシリーズは、300円とか400円で投げ売りされていた。（定価1,700円）
とは言え、そこは名作「ムーミン」。
バス釣り愛好家よりも、
バス釣りを全くしないような熱狂的ムーミンファンが、
後年になってこのシリーズのルアーを探し求めていたらしい。
“ほんの気もち程度のおまけ”であった『スナフキン』でさえも、1,500〜3,000円程度で取引されるようになった。
あっ、ぼくだって、一応、「ムーミン」をリスペクトしてはいるんです…はい。
釣れ釣れ度ー
ロスト度■□□□□
レア度■■■□□
「ハーモニカで人間を呼び寄せて食べるのかもしれない…」度□□□□□
