フォレスト『ワイルドハーツⅡ』
’80年代のかなりマイナーなルアー。
そして、マイナーなのだけれど、一部に熱狂的なファンをもつ。
なにしろ、
外注で頼まれて作っていたのが
「ZEAL」なのだから。
製作者(デザイナー)は、胤森直義氏。
現在は、広島市の「N’s Craft」というメーカーで、ルアーの製作・販売、情報の発信を行なっている。
「胤森(たねもり)さん」という珍しい姓なので、『TACKLE BOX』誌を読んでいた方はピンとくるだろう。
そう、
『TACKLE BOX』誌のライター、、
チーム・コブラ「地ムグリのタネやん」その人である。
チーム・コブラといえば、
ZEALの柏木氏とmegabassの伊東氏がタッグを組んでいた
伝説の?企画。
これはぼくの想像なのだけれど、、
胤森氏は、
バス釣りの理論はもっている。
しかし、当時、(商品化できるような)ルアー作りのノウハウはもっていなかった。。
そこで、胤森氏は、親しい間柄であった柏木氏(ズイール)にルアーの製作を頼んだのだろう。
「アイディアを具現化してほしい」と。
機会があれば、直接、氏にご教示いただきたい。
シンプルなフォルムに古典的なカラーリングは、一種独特な雰囲気を醸す。
ショップでも、ルアーの方からぼくの視界に入ってきたくらいだ。
シンプルで美しく、全体として調和がとれているので、フックを交換する気にもなれなかった。
しかし、シンプルであるからこそ、アクションは明確なものになる。
縦浮き。
ドッグウォーク、スライド、ダイブ、、
それに付随したサウンド、スプラッシュ、水ヨレ、、
どれもエッジが効いている。
釣れ釣れ度■□□□□
ロスト度■□□□□
レア度■■■■□
「青大将のユキ・毒マムシのシゲ」度■■□□□