比較的新しいルアーである。
第二次バス釣りブームの波に乗って発売された「バスマニア」シリーズ。
ペンシル、ポッパー、スイッシャー(シングル・ダブル)…それぞれ2サイズで、全9展開。
カラーも10色程度はあった。
大体2,000円なんだけど、
後発(’98年発売)のノイジー、『カラバシュ』のみ3,000円位。
最近のルアーってバカ高いものが多いから、なんだか安く感じる。。
凝ったカラーリングと造り。
ウッドならではの温かみ。
“「ファットペッパー」や「マッドペッパー」のティムコ”であることの安心感。
ショップを埋め尽くすルアーの中で、(パケの派手さもあって)うまく差別化を図り、
購買層の心をつかんだ。
木箱に入った「ギガント」とかいう4,000円以上するモデルを除いて。
ぼくは一度だけ、ステッカーを貼った車まで見かけたことがある。
『BASS MANIA』というステッカーを貼った車を…。
その時は、あまりに不憫で、人目もはばからず涙を流したものだ。
つまるところ、
それだけ人気があったシリーズだということ。
一瞬だけ。
特に、この“カルシウム”カラーは大人気だった。
事実、ぼくが使ったものはどれも、堅実な(普通の)アクションが印象的である。
中でも、小さいペンシルとシングル・スイッシャーは扱いやすく、実績もある。
その一方『カラバシュ』は、
「シャバシャバ」と騒々しく、
かつ軽快に動くルアーではあるのだが、、
あまり釣れない。
たまに出ても、乗らない。
もともと、開発陣は「ラウドマウス」のように、べちょ〜っとした感じにしたかったんじゃないかな。
そして、3フック仕様に。
だって、その方が格好いいから。笑
でも、アクションを重視した結果、どちらの体裁もとらなかった。
見た目より、実力をとる…このあたりが、ティムコらしい。
まぁ、その肝心の実力も、
可もなく不可もなし…なのだが。
ブームが去ると、ご多分にもれず、「バスマニア」シリーズもひっそりと姿を消した。
現在でも、稀に、新品が売れ残っているのを見かける。
釣れ釣れ度■□□□□
ロスト度■□□□□
レア度■■■□□
「カルシウム…不足…シテイマセンカ?」度■■□□□