TIEMCO/“BASS MANIA” CALABASH 80

比較的新しいルアーである。

 

 

第二次バス釣りブームの波に乗って発売された「バスマニア」シリーズ。

 

ペンシル、ポッパー、スイッシャー(シングル・ダブル)…それぞれ2サイズで、全9展開。

 

カラーも10色程度はあった。

 

 

 

大体2,000円なんだけど、

後発(’98年発売)のノイジー、『カラバシュ』のみ3,000円位。

 

 

最近のルアーってバカ高いものが多いから、なんだか安く感じる。。

 

 

凝ったカラーリングと造り。

 

ウッドならではの温かみ。

 

“「ファットペッパー」や「マッドペッパー」のティムコ”であることの安心感。

 

 

ショップを埋め尽くすルアーの中で、(パケの派手さもあって)うまく差別化を図り、

購買層の心をつかんだ。

 

 

木箱に入った「ギガント」とかいう4,000円以上するモデルを除いて。

 

 

 

ぼくは一度だけ、ステッカーを貼った車まで見かけたことがある。

 

 

『BASS MANIA』というステッカーを貼った車を…。

 

 

その時は、あまりに不憫で、人目もはばからず涙を流したものだ。

 

 

 

つまるところ、

それだけ人気があったシリーズだということ。

 

一瞬だけ。

 

特に、この“カルシウム”カラーは大人気だった。

 

 

事実、ぼくが使ったものはどれも、堅実な(普通の)アクションが印象的である。

 

 

中でも、小さいペンシルとシングル・スイッシャーは扱いやすく、実績もある。

 

 

その一方『カラバシュ』は、

 

「シャバシャバ」と騒々しく、

 

かつ軽快に動くルアーではあるのだが、、

 

あまり釣れない。

 

 

たまに出ても、乗らない。

 

 

 

もともと、開発陣は「ラウドマウス」のように、べちょ〜っとした感じにしたかったんじゃないかな。

 

そして、3フック仕様に。

 

 

だって、その方が格好いいから。笑

 

 

でも、アクションを重視した結果、どちらの体裁もとらなかった。

 

 

見た目より、実力をとる…このあたりが、ティムコらしい。

 

 

まぁ、その肝心の実力も、

可もなく不可もなし…なのだが。

 

 

 

ブームが去ると、ご多分にもれず、「バスマニア」シリーズもひっそりと姿を消した。

 

 

現在でも、稀に、新品が売れ残っているのを見かける。

 

 

 

釣れ釣れ度■□□□□

ロスト度■□□□□

レア度■■■□□

「カルシウム…不足…シテイマセンカ?」度■■□□□

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