初めて使ったときは衝撃的だった。
元来、舶来モノの適当な(ゆるいつくりの)ルアーが大好きだったぼくは、
ステイシーの正確性・精密性に、本当に驚かされた。
水中でどのように動いているのかが、想像しなくても分かる。
止めたい位置で、寸分違わず、長い時間、ピタッと止めることができる。
そして、知らないうちに釣れてる。
90サイズも60サイズも、そのときの状況に合わせて、全く同じ感覚で使うことができる。
そんな数少ないルアーだった。
そのかわり、
「このルアーには血が通っていない」
と思ったし、正直、
「つまらない」
とも感じた。
結局は、バス釣りで生計を立てている人たちのためのルアーなのだろう。
ボートを所有していた頃はそれなりに投げていた。
春先だけではなく、真夏もとても強いルアーだった。
それが、今では、タックルボックスの肥やしだ…(笑)。
なぜなら、陸っぱりでは、サイズを問わず、どうも相性が悪い。
うまく説明できないのだけれど、陸っぱりでのぼくの使い方とルアーの比重が合わないのだ。
それでも手放す気にはならない。
バス釣りの一時代を築いたルアーだから…かな。
全然釣れなかった“ワームカラー”も、今見ると、いい味を出している。
多少なりとも愛着はあるんです。
釣れ釣れ度■■■□□
ロスト度■■□□□
レア度■□□□□
「進行方向の反対側に十字キーを入れるとマリオはピタッと止まる」度■■■□□