いつのまにバークレイは“フレンジー”を廃止しちゃったのかしら。
なかなかパンチの効いたラインだったんだけどな。
今回上げるものが、多分、フレンジーの“最後っ屁”。
チャチな雰囲気がたまらない、、
バークレイ『フレンジー フリッカーシャッド 7(FSH7-M)』。
キャスティング兼トローリング用らしいんだけど…
本国ではトローリングみたいにして釣るのって一般的なのかな?
(そういえば昔、芦ノ湖で、ボートでクランクを引っ張ってでかいバスを釣ったことがある。「そういうふうにするといい」と教わったのだ)
フレンジーが廃止された後も、
『フレンジー フリッカーシャッド』は、
パケを変え、
ただの『フリッカーシャッド』となって、
引き続きバークレイから販売されている。
しかも、その位置付けは“主力商品”。
※なんと!出荷前に一つ一つスイムテストをしているんだとか。
4・5・6・7・9という各サイズに加え、
シャローランナーやジョイントボディまで展開しているのだ。
相当な自信作なのだろう。
バークレイ専属のルアーデザイナーであり、トップトーナメントアングラーでもある
Gary Parsons と Keith Kavajecz が設計を担当。
(知らない)
徹底的に研究・テストした結果、、
(本当にやっていると信じたい)
生まれたんだとか。
まっ、実際、釣れないことはない。
ウエイト/9.5g
ボディ長/69mm
本国での実勢価格/大体3〜6ドル
発売年/2009年?
チャイナメイドで、パキパキした質感。
見ためからしてそうなんだけど、
本国では、何よりも、安価であることから人気を不動のものとしている。
最初っからワゴン行きのルアーってあるじゃないですか?
その類いなんじゃないかと。
さらには、「お徳用パック」みたいなのもあって!
いいよなぁ。。そういうバス釣り文化。
※いいカラーでしょ?水温が低い時に効きそう。でも日本じゃ不人気カラーだよね。
さて、使用感。
(キャスティングでしか使ってませんので。悪しからず)
ゆっくりシンキング。
“Rapid Fire Roll” を謳うわりに、ロールはしない。
頭からボディの中心あたりに支点を置いた、比較的大きなウォブリング系アクション。
少し派手すぎる嫌いはあるけれど、パケに書かれているとおり、
fleeing baitfish っぽいし、
確かに flicker だ。
速く巻くと、ダダッ、ダダッ。
ゆっくり巻くと、バタバタバタ。
“そういう”リップ形状なのか、ときどき圧が抜ける感じがいい。
カタログ値では、11〜13ft(4m弱)潜るとされている。
陸っぱりで使うには適当であり十分
…なんだけど、止めるとサスペンドするわけでもなくて、けっこうちゃんと沈んじゃうから。。
(やっぱりトローリングでの使用をメインに想定しているんだな!)
アクションはかなり好みだし、
ホント釣れないこともないんだけど、
総じて、
使いづらい。
※オールドスクールからトレンド、珍妙なものまで、カラーラインアップは実に50色ほどにも及ぶ。買う方は楽しいけれど、メーカーとしてはさぞかしめんどくさいだろうなぁ。
—『フレンジー フリッカーシャッド』
一見なんの変哲もないシャッドなんだけど、
“フレンジー”の名を冠しているがゆえ、
ちょっと突き抜けたところがあって。。
そんな突然変異株に無闇に手を出してしまったユーザーは、
混乱し、
絶望する。
でね、絶望したもんだから、しばらくぼーっとしていると、
「トローリングでもやってみっか」
ってなるんだよね、、多分。
(日本にはちゃんと入ってきてないみたい。買えないことはないけれど…まっ、買わなくていいだろう)
釣れ釣れ度■■□□□
ロスト度■■■□□
レア度■■■□□
「オミクロンルアー」度■■■■□