極めてオーソドックスなポップ音と
ナチュラルな飛沫。
誰にでも簡単にできる首振り。
水面で揺らめく赤い尻尾。
アクションさせて手堅く釣るのもいいけれど、
放っておくことで最大級の釣果を約束してくれる
…を大きくしちゃった、正式名称は分からない『レッドテイル(大)』。
あれほど高かった運動能力は影をひそめ、やや愚鈍に。
サウンドもスプラッシュも、大味に。
尻尾の揺らめき(ボディのへこへこアクション)は健在ではあるものの、
その大きさからか、
はたまた何か違和感を感じさせるのか、
極端に釣れなくなってしまった。
“「もともと作るつもりはなかった」とビルダーの渡辺悟郎氏(故人)が語っていた”
的なことを、さる人物から聞いたことがある。
(今となっては真偽のほどは不明だが)望むと望まざるとにかかわらず、
時代の趨勢として赴くところだったのだろう。
※リグ(金具)を替えれば、ラフなアクションがある程度改善されるはず。
個体差を確かめたくて、そして何より『レッドテイル』が大好きなので、
もう二つ三つは欲しいのだが、
「大サイズ」は全く見ない。
(見つけた方はご一報ください!)
ウエイト/18.5g
ボディ長/約123mm(尻尾を含む)
ちなみに、『レッドテイル』の“テイル”は、尻尾のテイルじゃなくて“tale”。
クールのルアーはどれも、物語をつくるには十分である。
釣れ釣れ度■□□□□
ロスト度■□□□□
レア度■■■■■
「自分史上最大ボディ」度■■■■□