レイドジャパンのルアーを上げると、昔からの知人は、大体、
「らしくない」
的なことを言ってくる。
もっと露骨な、品格を疑わざるを得ないレスポンスを知らない人からいただいたこともある。
皆まで言うつもりはないが、要は、アンチが多いのだ。
一方で、アンチが多いってことは、人気、実力、ともに一級なわけで。。
(ただちょっとアングラ的な匂いはする)
※ボリューミーなわりに繊細で、決して釣り難いルアーではない。
『スクラッチ』
第一形態のフリーザばりに“角っぽい”。
だがしかし、マイルドヤンキー層を狙ったただのデザイニングと侮るなかれ。
角(ここがカップ状になってるんですねぇ)と水面が織りなすケミストリーは、ちょっとした感動レベル。
ゆえに、ポッパー的要素が際立っている
…とぼくは思うので、そういうふうに使っている。
「ウェイクベイトとしてはレスポンスがややよろしくないように感じる」ってこともあって。
※ルアーのペラって、回ったほうがいいのか、あんまり回らないほうがいいのか…悩み続けて30余年…笑。少なくとも穴は広げたいんだよな!
霞ヶ浦(利根川)水系で釣りをしてきた人にとって、時にベイトとして意識せざるを得ない“ボラ”。
ひと昔前は、ボラカラーのバスルアーって、市場に全然なかった。
(ボラパターン自体、現在のように重要ではなかったと思う)
ところが、基本設計やニュアンスの違いはどうしようもなくて。。
ありがたい時代になったものである。
それにしても、このルアーを見ていると、必ずしも機能美って成立しないんだなぁ、と。
ウエイト/23.0g(実測値)
ボディ長/79.8mm
価格/2,310円
まっ、美しくなくたって、秀作なのだから、それでいいじゃないか。
ボラカラーもハマってる。
釣れ釣れ度■■□□□
ロスト度■□□□□
レア度■■□□□
「霞とボラのマリアージュ」度■■■■□